【GMK】S.H.MonsterArts ゴジラ(2001) レビュー
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映画「ゴジラ-1.0」鑑賞でゴジラ熱が復活している皆さん!こんにちはメモルカです。
そんな皆さんは鑑賞中このゴジラを思い出した方も多いのではないでしょうか。
今回は映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」よりハムゴジ……GMKゴジラことS.H.MonsterArts ゴジラ(2001) をレビューします。
S.H.MonsterArts ゴジラ(2001)とは
名称 | S.H.MonsterArts ゴジラ(2001) |
販売 | 魂ウェブ商店 |
発売日 | 2016年6月 |
登場作品 | ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 |
今回紹介するS.H.MonsterArts ゴジラ(2001)はゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(以下、GMK)に登場するゴジラ。映画の略称から「GMKゴジラ」と呼ばれたり、特徴的な造形である白目から「白目ゴジラ」とも呼ばれています。
この映画は平成ガメラ3部作の金子修介氏が監督を務めた作品で、ゴジラミレニアムシリーズ中では最高の動員数に至った名作です。僕もミレニアムシリーズの中で一番好きな作品ですね。ゴジラのデザインが平成VSシリーズや初代寄りの造形。そして物語も重厚で他のミレニアム作品より大人向けに仕上がっているところが好みです。
フィギュア全体のレビュー
全身の姿。初代やVSシリーズの筋肉質なゴジラをさらにマッシブにしたような造形です。細身のスタイリッシュなゴジラが多いミレニアムシリーズ内では異彩を放ちます。
最大の特徴はやはり白目。感情が全く読み取れない不気味な顔面は当時から話題になりました。
まるで爆発を想起させる大きく広がった背びれ。今作のゴジラは太平洋戦争で犠牲になった人間の怨念という設定です。
凶悪な顔面もさることながら、足元の迫力も凄い。これほど巨大で鋭利な爪を持つゴジラは「初代ゴジラ」。現在公開中の「ゴジラ-1.0」。そしてアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」の個体以外にはいません。後者2つの監督・監修は山崎貴氏。
「ゴジラ-1.0」監督である山崎氏は初代と同じくらいこのGMKゴジラも好きとの事(ゴジラ-1.0劇場パンフレットより)なので、氏が描くゴジラのマッシブなデザインはこのGMKゴジラの影響もあるのかなと。
そもそも山崎氏が手掛けた初ゴジラ(と言ってよいのか)である2007年映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」で映像化した個体も、制作の際にはGMKゴジラがうっすら頭にあったようです。山崎氏のゴジラ像にGMKゴジラが相当影響を与えているか、もしくは思い描くゴジラ像が、GMK監督の金子氏と同じ方向性なのだろうと思います。
GMKゴジラは尻尾を上手く戦闘に活用していた印象。非常に賢い生物として描かれています。
バラゴンが飛びかかるタイミングを測り、尻尾で弾き返したシーンは特に印象的。民放ヘリ墜落の悲壮感も相まって劇中前半の心に残るシーンです。
太平洋戦争で犠牲になった人間の怨念という設定のGMKゴジラ。
その怒りを体現する白目と凶悪な顔は、下から見上げるとまるで現代の人間をあざ笑うかのような悍ましい表情に。
歴代で「最恐」と言わしめるGMKゴジラですが、モンスターアーツのハイクオリティな造形で見事に完全再現しています。
GMKと言えばハム太郎
モンスターアーツのレビューから話が逸れますが、GMKゴジラを紹介するならばこのアイテムを語らないわけにはいきません。
そう。伝説の同時上映「とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」。
平成ゴジラ映画で一番怖いと評されるGMK、なんと当時「とっとこハム太郎」との同時上映だったのですよ。今思い出しても迷走の極み。。
その入場者特典がこの「ゴジハムくん」。当時から話題のアイテムでした。まさか20年後に復刻するとは夢にも思わなかったですね。いまやゴジラグッズの定番アイテムの一員にさえなっています。
以上、「S.H.MonsterArts ゴジラ(2001)」のレビューでした。
最近は紅丸のCMでGMKのキングギドラが復活したり、現在上映中の「ゴジラ-1.0」監督である山崎貴氏もGMKゴジラが好きと公言したり、再び注目を集めているこのGMKゴジラ。
映画公開から既に22年が経過し、こういったモンスターアーツなど大人のマニア向けアイテム以外、なかなか関連グッズも発売されない状況です。この機会に現行のムビモン等、皆が買えるラインナップに加えられたらうれしいですね。