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フィギュア、プラモデルの写真レビュー

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公開日:2023/11/05

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「S.H.MonsterArts ゴジラ2001」の顔面アップ写真。特徴的な白目。

【GMK】S.H.MonsterArts ゴジラ(2001) レビュー

映画「ゴジラ-1.0」を鑑賞中、この白目ゴジラを思い出した方も多いのではないでしょうか。今回はゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃より「ハムゴジ」もとい「GMKゴジラ」こと「S.H.MonsterArts ゴジラ(2001) 」をレビューします。

映画「ゴジラ-1.0」鑑賞でゴジラ熱が復活している皆さん!こんにちはメモルカです。

そんな皆さんは鑑賞中このゴジラを思い出した方も多いのではないでしょうか。

今回は映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」よりハムゴジ……GMKゴジラことS.H.MonsterArts ゴジラ(2001) をレビューします。

S.H.MonsterArts ゴジラ(2001)とは

S.H.MonsterArts「ゴジラ 2001」、通称「GMKゴジラ」の全身写真。
全身のショット。ミレニアムシリーズ内でも異彩を放つGMKゴジラの造形。
名称S.H.MonsterArts ゴジラ(2001)
販売魂ウェブ商店
発売日2016年6月
登場作品ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

今回紹介するS.H.MonsterArts ゴジラ(2001)は、映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下、GMK)に登場するゴジラ。映画の略称から「GMKゴジラ」と呼ばれたり、特徴的な白目のデザインから「白目ゴジラ」とも呼ばれています。

本作は平成ガメラ三部作を手掛けた金子修介監督による作品で、ゴジラミレニアムシリーズ中でも最高の動員数を記録した名作です。

個人的にもミレニアムシリーズで最も好きな作品で、ゴジラのデザインは初代ゴジラや平成VSシリーズを彷彿とさせる重厚感のある造形が特徴。ストーリーも他のミレニアム作品よりシリアスで大人向けに仕上がっており、見応えがあります。

フィギュア全身のレビュー

「S.H.MonsterArts ゴジラ2001」の全身ショット。
全身。VSシリーズゴジラをさらにマッシブにした造形。

まずは全身の姿。

初代ゴジラやVSシリーズの筋肉質なデザインをさらにマッシブに進化させたような造形です。スリムでスタイリッシュなデザインが多いミレニアムシリーズの中では異彩を放つ存在感です。

最大の特徴である白目

GMKゴジラ最大の特徴はやはり白目

不気味で感情を一切感じさせない顔は、公開当時から話題を呼びました。モンスターとしての恐怖を極限まで引き立てるデザインです。

「S.H.MonsterArts ゴジラ2001」の顔面アップ写真。特徴的な白目。
感情移入を拒絶する不気味な白目。

背びれの造形も見どころ

S.H.MonsterArts「ゴジラ 2001」、通称「GMKゴジラ」を左側面より撮影した写真。
側面より。一見、VSシリーズの背びれに似ているようで、全く異なるデザイン

背びれもまた、このGMKゴジラの特徴的な部分です。

まるで爆発を想起させるような、大きく外側に広がった形状は非常に印象的。太平洋戦争で犠牲となった人々の怨念という設定が、この独特な背びれや全体の凶悪なデザインに反映されているのでしょうか。

通称「GMKゴジラ」フィギュアを右後方より撮影し、特徴的な背びれを収めた写真。
後方から見ると全身はVSシリーズのゴジラにより近い。しかし背びれの印象は大分異なる。
「S.H.MonsterArts ゴジラ2001」を正面から撮影した写真。他シリーズのゴジラより巨大で凶悪な顔が再現されている
正面よりゴジラの咆哮。とにかくGMKゴジラは迫力が凄い。

凶悪な顔面もさることながら、足元の迫力も凄い。

鋭利で巨大な爪は圧倒的な迫力を誇り、このスケール感は他のゴジラと一線を画しています。これほどの爪を持つゴジラは初代ゴジラや『ゴジラ-1.0』、そしてアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」に登場する個体程度しか思いつきません。

後者二つの監督は山崎貴氏で、GMKゴジラからの影響が色濃く見られると言えます。

山崎監督とGMKゴジラ

『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督は、初代ゴジラと同じくらいGMKゴジラもお気に入りとのこと(『ゴジラ-1.0』劇場パンフレットより)。山崎監督の描くゴジラのマッシブなデザインには、GMKゴジラの影響が感じられます。

さらに、山崎監督が初めて手掛けたゴジラ(と、言って良いのかな?w)といえる2007年の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に登場したゴジラも、制作当時にGMKゴジラが頭にあったようです。

このことから、山崎監督が思い描くゴジラ像はGMKゴジラの影響を受けているか、あるいはGMKの金子監督とゴジラ像の方向性が一致しているのかもしれません。

通称「GMKゴジラ」フィギュアを左後方より撮影した写真。
劇中でも活躍する巨大な尻尾。

GMKゴジラは尻尾を上手く戦闘に活用していた印象。非常に賢い生物として描かれています。

バラゴンが飛びかかるタイミングを測り、尻尾で弾き返したシーンは特に印象的。民放ヘリ墜落の悲壮感も相まって劇中前半の心に残るシーンです。

下から見上げると感じる「最恐」の威圧感

通称「GMK」こと「S.H.MonsterArts ゴジラ2001」を下から見上げるように撮影した写真。
まるで人間をあざ笑うかのような悍ましい顔。

太平洋戦争で犠牲になった人間の怨念という設定のGMKゴジラ。

その怒りを表現した白目と凶悪な顔は、下から見上げるとまるで現代の人間をあざ笑うような不気味さを感じさせます。

歴代ゴジラの中でも「最恐」と称されるGMKゴジラ。このフィギュアは、モンスターアーツならではのハイクオリティな造形でその恐怖感を見事に再現しています

通称「GMK」こと「S.H.MonsterArts ゴジラ2001」の上半身を撮影した写真。
S.H.MonsterArts「ゴジラ 2001」を左側面下よりやや見上げるように撮影した写真

GMKと言えばハム太郎

ゴジハムくんの写真。復刻ではなくオリジナルモデル。
GMK入場者特典の「ゴジハムくん」。最近復刻したモデルだとハム太郎の目がアップデートされている。

モンスターアーツのレビューから話が逸れますが、GMKゴジラを紹介するならばこのアイテムを語らないわけにはいきません。

そう。伝説の同時上映「とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」。

平成ゴジラ映画で一番怖いと評されるGMK、なんと当時「とっとこハム太郎」との同時上映だったのですよ。今思い出しても迷走の極み。。

その入場者特典がこの「ゴジハムくん」。当時から話題のアイテムでした。まさか20年後に復刻するとは夢にも思わなかったですね。いまやゴジラグッズの定番アイテムの一員にさえなっています。

まとめ

ゴジラ2001とゴジハムくんのセット写真。
切っても切り離せない関係。

以上、「S.H.MonsterArts ゴジラ(2001)」のレビューでした。

最近は紅丸のCMでGMKのキングギドラが復活したり、現在上映中の「ゴジラ-1.0」監督である山崎貴氏もGMKゴジラが好きと公言したり、再び注目を集めているこのGMKゴジラ。

映画公開から既に22年が経過し、こういったモンスターアーツなど大人のマニア向けアイテム以外、なかなか関連グッズも発売されない状況です。この機会に現行のムビモン等、皆が買えるラインナップに加えられたらうれしいですね。

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