4年ぶりの通常開催!松島基地航空祭2023を振り返る
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大空に羽ばたくブルーインパルス!
4年ぶりの通常開催となった松島基地航空祭。メモルカも久々に行って参りました!
そんな航空祭ですが、僕は長引くコロナ禍ですっかり遠征のノウハウを失ったのか。充実した一日であった一方、地上展示はほとんど回れず反省も多い1日でした。
今回は航空祭のレポートと、来年以降に向けて反省点をまとめてお届けします。
追加履歴
2024/7/16 :今年の開催が近いためかアクセスが増えています。F-2とF-16の写真を追加しました。
2024/7/17 :ブルーインパルス午後の部の写真を追加しました。
2024/7/29 :ブルーインパルスのタグを用意しました。また関連する新しい記事も追加しました。
会場までの公共交通機関
松島基地の最寄り駅は「JR矢本駅」です。路線は仙台から石巻方面行きの「仙石線」を利用する事になります。
乗車候補(例):JR仙石線(各駅)
列車名 | 発駅 | 目的地 |
---|---|---|
JR仙石線・石巻行 | あおば通 6:28 | 矢本 7:37 |
JR仙石線・石巻行 | あおば通 7:31 | 矢本 8:40 |
また毎年恒例ですが、当日は臨時列車が運行されます。
乗車候補(例):JR仙石線(臨時列車・快速)
列車名 | 発駅 | 着駅 |
---|---|---|
松島基地航空祭 1号 | あおば通 6:41 | 矢本 7:45 |
松島基地航空祭 3号 | あおば通 7:07 | 矢本 8:26 |
松島基地航空祭 5号 | あおば通 8:38 | 矢本 9:48 |
松島基地航空祭 7号 | あおば通 10:08 | 矢本 11:21 |
松島基地航空祭 9号 | あおば通 11:08 | 矢本 12:16 |
ちなみに臨時便は快速列車ですが、それでも19駅ぐらいは停まるので時刻表上は鈍行とそこまで到達時刻に大差ないです。しかし実際は混みまくった駅の乗り降りで時間が掛かってどんどんズレていくので、やっぱり快速に乗った方が良いと思います。
始発駅のあおば通駅で乗車する場合、列車は発車の15分くらい前に駅に到着します。混み具合は、その年や乗る時間帯によって大分異なるので一概には言えませんが、今年は「早めの便」かつ「当日が雨予報」だったせいか、例年より大分余裕があったように感じます。仙台駅から乗ってもまだ座れましたね。酷い時は本当に阿鼻叫喚レベルですし詰めになるので注意です。
それと乗る便が遅くなればなるほど当然混みます。
今年の撮影装備
- Canon EOS 7D
- TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD(Model A035)
- Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
今年は持ち込みレンズのサイズ規制の影響か、僕と同じく100-400mm域のいわゆる「ライトバズーカ」を装備した方を大量に見かけました。
規制サイズを楽にクリアし、かつ超望遠域となると400mm程度に落ち着くと思われます。それ以上はプロ用のインナーズーム型や、サードパーティー製レンズフードの組み合わせ等、選択肢が限られてくるので。
ちなみに600mmを超える大砲レンズ装備のベテラン勢は、基地に入場せず、ブルーインパルス通りに陣取っていました。
その他の持ち物
- ミネラルウォーター 500ml×4本(2人分) ← 足りなかった!
- 背もたれ付レジャー椅子 ← 椅子があると楽
- 日焼け止め・帽子・タオル ← 絶対に必須
- ごみ袋 ← ごみを捨てる場所が殆ど無いので大事(回収車がいる時もある)
今回最大の反省点。水は1人あたり1000ml持っていきましたが、なんとこの量でも足りませんでした。
過去の経験上、十分足りると判断しましたが、昨今続く夏場の猛暑は予想を遥かに超えていました😵。水が途中で尽きた事により、午後の展示は撮影どころでは無く、殆ど写真は撮れず……。
一方、ダイソーで買った折りたたみ式の「背もたれ付 レジャー椅子」は持って行ってよかった!休憩する際に椅子があるだけで相当身体が楽になります。サイズ規制も楽々クリアするコンパクトなサイズで持ち歩きも苦ではありません。
でも今回で欲が出たので、次はもっと軽くてコンパクトな椅子を持っていきたいですね😁
その他は日焼け止めや帽子・タオル等の基本装備。これ絶対に必須です。凄まじい日差しですよ現地は。
会場にオスプレイとUS-2が!
着いて早々に驚いたのが陸上自衛隊の「V-22 オスプレイ」と海上自衛隊の「US-2」の展示。まさか松島基地で見られるとは。
というか日の丸オスプレイの実機は初めて見ましたね。調べたところ東日本初では初の一般公開だったようです。
今年の地上展示機一覧
今年の地上展示機一覧です。尚、先述の水不足トラブルにより、今年はほとんど地上展示が見られませんでした😭
- 航空自衛隊 T-4 ブルーインパルス
- 航空自衛隊 E-2C 早期警戒機
- 陸上自衛隊 V-22
- 航空自衛隊 U-125A 救難捜索機
- 海上自衛隊 P-1 哨戒機
- 航空自衛隊 UH-60J 救難ヘリコプター
- 海上自衛隊 US-2 救難機
- 航空自衛隊 F-15 戦闘機
- アメリカ空軍 PACAF F-16 Demo Team(三沢基地) F-16
ちなみに自衛隊のホームページで、V-22 オスプレイだけ公式ページが見つかりませんでしたが、どうやら陸上自衛隊はそもそも装備個別のページを持っていない模様です(※2023年現在)。
フライト準備
9時30分からの訓練飛行に向けて準備中のブルーインパルス。パイロットの登場は9時5分頃。機体への搭乗は9時20分頃でした。
ブルーインパルス展示飛行開始。午前は曇り気味
予報だとこの日は雨で、電車に乗っている間も一時スコールのような大雨に見舞われました。
会場に着いてから、午前中はずっと曇り気味でしたが、とりあえず雨が止んだだけでも嬉しかったですね。遠路はるばるやってきて、雨で飛行中止ってパターン。何年かに一度はありますから。
以下、何枚かピックアップです(※順不同。イベントの時系列順ではありません)。
待ちに待ったT-4ブルーインパルスの訓練飛行。ブルーインパルスは午前と午後の両方で飛んでくれますが、午後は基本的には逆光気味。
午前中に晴れてくれるとコントラストが映える最高のショットが撮れるのですが、残念ながら分厚い雲に覆われて天気は曇です。
それとカメラの設定も色々ミスっており、その点も反省😞
コロナ禍で出かけず、数年カメラに触れないまま久々の航空機撮影にビビって、シャッタースピードを上げすぎました。後述するPACAF(パキャフ)の飛行以外、1/4000もいらないし、もっと絞って撮って良いです。
「U-125A」と「UH-60J」による救難展示飛行。
F-2 機動飛行・訓練飛行
F-2の機動飛行と訓練飛行。T-4とはエンジン音の響きの大きさが全然違います。流石戦闘機。
しかしこの後のF-16のデモフライトは、それをさらに上回る迫力です。
アメリカ太平洋空軍 PACAF(パキャフ)のF16デモ飛行
アメリカ太平洋空軍 PACAF(パキャフ)によるF-16 ファイティングファルコンのデモ飛行は今年も健在。松島基地航空祭随一の轟音を鳴り響かせて圧巻のパフォーマンスです。スピードもエンジン音も凄まじく、自衛隊機の機動飛行展示とは一味違ったフライトが楽しめます。
本当に凄い迫力なんですよコレ。隣にいたお客さんが絶叫しながら最後には笑い出しましたからね😅 もう笑うしか無いとはこの事。
写真はテレ側の400mmで撮影。7DはAPS-Cなので35ミリ換算すると実質640mm程度。焦点距離が600mmあれば、ここまで機体に寄れます(※トリミング処理前提)。
ちなみにF-16のデモフライトは、本当に超高速飛行で行われるためカメラの追従が大変です。シャッタースピードは上げたほうが無難です。
午後になるにつれて気温がガンガン上昇。そして水が尽きる。。
さて、雨がふらず喜んでいたのも束の間。
記録的な暑さが続いた今年の夏ですが、航空祭の当日も午後になるにつれ気温がガンガン上昇。洒落にならないくらいの気温上昇で、一気に体力を消耗しました。
ここで冒頭の話に戻り、持参した水が尽きてしまいました😨 一人あたり1000ml以上持っていったのに。。
出店は超長蛇の列。自分の直前で売り切れ > 他所に並ぶの負のループ
事前に準備した水が尽きたのは完全に想定外。。このままでは熱中症の危険があるため現地調達へ。
しかしこういった大イベントで食料と水の現地調達は最終手段。基本的には無理と考えてください。今回の場合、皆も同じ状況なのか「水」と「かき氷」の売店は凄まじい長蛇の列。「並ぶ > しばらくして売り切れ > 他所に並ぶ > 時間ロスが響いてこっちも売り切れ」の負のループで時間だけが過ぎていき、午後の部までに地上展示を見る時間を完全に失いました。
今まで様々な自衛隊イベントに参加してきてこんな事態は初めてです。
14時よりブルーインパルス展示飛行開始
そして売店を彷徨っているうちに午後の部が開始😭 13時のF-2機動飛行は列に並びながら眺めるしかありませんでした。
その後なんとか水を調達出来たものの、そうこうしているうちに14時に。この頃にはすっかり晴れて逆光が眩しい中、ブルーインパルスの展示飛行が開始。あっという間の40分でした。
まとめ。来年以降に向けて
以上。松島基地航空祭2023を振り返るでした。
4年ぶりのブルーインパルスや、陸自のオスプレイ等、収穫の多い一日でしたが、熱中症対策が甘く午後はグダグダになってしまいました。反省です。
とにかく水!撮影の事ばかり考えて基本的な準備が足りていませんでした。でも流石に計2000mlも無くなるとは思わなかったよ。。
ここ数年の猛暑は想定を遥かに超えています。今までの経験則では対応出来無いと実感しました(あと単純に自分がもう若くない)。次はバックパックのサイズから再検討します。
万一水が尽きて現地調達が必要になった場合、同伴者がいるなら仲良く一緒の売店に並ぶのでは無く、全員手分けして売切れのリスクを分散した方が良いです。一箇所に固まると「長時間並ぶ」→「途中で売切れ」→「他所に並び直すも時間ロスが響きこっちも売切れ」の負のループが発生します。
その他「帽子」「日焼け止め」「タオル」は勿論マストアイテム。
加えて「小型折りたたみ椅子(コンパクトチェア)」が、休憩の際に身体が非常に楽でした。アウトドア専門店なら軽量(大事!)で持ち運びやすいものが売っているので是非検討してください。ただしサイズ規制に収まっているか要確認です。例年同じサイズとも限りませんので。