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初めての野鳥撮影:感想と今後に向けた反省点メモ

初めての野鳥撮影:感想と今後に向けた反省点メモ

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GW(ゴールデンウィーク)という事で、カメラ片手にぶらりとお出かけ。この機会に初めて飛んでいる野鳥の撮影にチャレンジしました。

一眼レフの世界に入って10年以上。それ以前のPowerShot時代から数えれば20年以上、下手の横好きでカメラを続けていますが、動物の撮影は初めてです。予測不能な動きに悪戦苦闘しながらも、色々と課題が見え楽しいひと時でした。

今後に向けて個人的な反省点をメモしておきます。

動物の動きを追うのは滅茶苦茶大変……

普段、私は護衛艦や航空機の撮影にしかカメラを使いません。最近ではホビーの記事用にフィギュアを撮ったりもしますが、共通しているのは生き物では無いという事。

船や飛行機の撮影は、構図の上手い下手は置いておいて、とりあえず撮るだけなら難しい事はありません。進路や動きは予測できます。

海上保安庁 ボンバルディア DHC-8-300 おおわし
鉄の鳥なら撮ってるけど…
「海上保安庁 ボンバルディア DHC-8-300 おおわし」
焦点距離:200mm / Tv:1/200 / Av:F11/ ISO:100
Canon EOS 7D + EF70-200mm F4L IS USM

しかし動物、特に鳥を撮るとなるとそうはいきません。ひたすら彼らの不規則な動きに翻弄され続けます😂 あらかじめ想定できた事ですが、実際やってみると予想以上に難しかったです。

しかし観察を続けると、そんな中でもある程度の行動パターンがある事がわかりました。以下、撮影データをもとに感想を続けます。

撮影データ

飛翔するカワラバト(ドバト)
カワラバト
焦点距離:200mm / Tv:1/1250 / Av:F4/ ISO:100
Canon EOS R8 + マウントアダプター EF-EOS R + EF70-200mm F4L IS USM
Exif撮影時の設定値こうすれば良かった?
撮影モードマニュアル露出マニュアル露出
Tv1/12501/2000以上
AvF4(開放)状況による
ISO100100
AFモードサーボAFサーボAF
サーボAF特性AUTO(CaseA)Case2
検出する被写体動物優先動物優先
被写体乗り移りしないしない
測距エリア1点AF全域や領域拡大でも可
ドライブモード高速連続撮影+高速連続撮影+

今回の組み合わせはこちら

瞳へのAFを意識する

まず、飛んでいる被写体の撮影なので、当然AFはAIサーボAFにしました。

AFエリアの設定は、試したところ木の枝や草木にフォーカスを持っていかれがちだったので、今回は1点AFで撮影。

後で調べたところ、背景の条件次第でゾーンAF領域拡大上下左右でも問題ないようです。完全に青空ならば全域でも良いらしい。そこは現地で試してみて最適なものを検討します。

次にAFの対象ですが、とにかく瞳へのフォーカスを意識しました。これはどの解説を見ても書かれています。

しかし実際にやってみると中々追従するのが難しかったですね。彼らはとにかくちょこちょこと頭を動かすんですよw

AFが外れた際、他の鳥にもっていかれたりして戻りそうにも無い時は、さっさと親指AFをやり直す方が良いです。

シャッター速度(Tv)は1/2000以上?

飛翔するカワラバト
焦点距離:200mm / Tv:1/1600 / Av:F4/ ISO:250
Canon EOS R8 + マウントアダプター EF-EOS R + EF70-200mm F4L IS USM

今回最大の反省点。飛翔中の鳥の撮影に、晴天時の航空機撮影を参考にして1/1000秒前後でチャレンジしましたが、とにかく手ブレが酷かった😭

航空機のように動きがある程度予測できるわけではなく、自由気ままな飛翔を捉えるシャッターチャンスは、本当に一瞬です。鳥を追いかけるためにカメラを動かすことに必死で、1/1000秒でも手ブレ写真が大量に出てしまいました。

流し撮りを目的にする場合は別ですが、基本的には1/2000秒~1/2500秒前後が良いと思います。もっと小型の鳥に対しては1/3000秒でも良いかもしれません。

絞りはお好みで

羽ばたくカワラバト
焦点距離:200mm / Tv:1/1250 / Av:F4/ ISO:100
Canon EOS R8 + マウントアダプター EF-EOS R + EF70-200mm F4L IS USM

今回、絞りは開放で撮影しました。

絞りは撮影意図に合わせて柔軟に変えて良いと思います。今回はシャッタースピードや背景の関係で開放にしましたが、別に絞っても問題は無いと思います。

動きにある程度のパターンがある

木の枝にとまるカワラバト(ドバト)
焦点距離:150mm / Tv:1/1250 / Av:F4/ ISO:100
Canon EOS R8 + マウントアダプター EF-EOS R + EF70-200mm F4L IS USM

最後に、今回の撮影の一番の収穫です。

鳥の動きをじっくり観察したところ、全体の行動にある程度のパターンがありました。

彼らは何度も同じ場所同じ木の枝を行ったり来たりして周回し、毎回同じ場所に留まります。羽を休める場所はいくらでもあるのに、毎回同じ場所。同じ枝です。面白いですね。

また、ある程度の群体に分かれており、片方の群れがやってくると、その場所にいた群れが入れ替わるように場所を移動。これを何度も繰り返します。

これがわかると、1羽や2羽がやってくるときに「あ、そろそろ飛び立ちそうだな」とか「あ、あの方向に飛びそうだな」といった、ある程度の予測が出来るようになります。

これは非常に大切な事で、最初にやっておくべきだと思いました。次に鳥を撮影する際は、発見次第いきなりカメラを構えるのではなく、まずは彼らの観察から始めようと思います。まずは行動パターンを知る事。それが撮影成功の可能性を少しでも高めると思いました。

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