ゾイドのアクションプラモデルシリーズ「REALIZE MODEL(以下、リアライズモデル)」より、「RMZ-013 シールドライガー バン仕様」のレビューです。
RMZ-013 シールドライガー バン仕様

| 商品名 | RMZ-013 シールドライガー バン仕様 |
| キット内容 | 組み立てプラモデル |
| 価格 | 6,600円 |
| 発売元 | タカラトミー |
| 主な登場作品 | 『ゾイド -ZOIDS-』(1999年アニメ) |
1999年放送のアニメ『ゾイド -ZOIDS-』の主人公機「シールドライガー」が、ついにリアライズモデルで登場!
劇中では、主人公バンの最初の愛機として活躍。物語第1話で、オーガノイド「ジーク」によって蘇ったこの相棒とともに、バンの大冒険が幕を開けます。

リアルタイムで視聴していた身としても、非常に思い出深いゾイドの一体です。
主人公機でいえばブレードライガーも好きですが、思い入れでいえばやっぱりシールドライガー。当時、小型・中型のゼンマイ型から、初めて大型の電動型へステップアップして買った最初のゾイドでもあります。同世代なら同じ経験を持つ方も多いのでは。
ゾイドワールドに魅入られるきっかけとなった、最初期のキットのひとつでもあり、しみじみ思い出します。
さて、ここからはキットの解説に入ります。
開封時の第一印象と、組み立て時の実況は、速報版の開封レビューの方を参照してください。
RMZ-013 シールドライガー 全身のプロポーション

全身のプロポーションはこちら。
旧トミー版をベースにしつつ、各所にメカニカルなアレンジとカラーリングの変更が加えられています。いわば、シールドライガーの再解釈といった印象です。






リアライズモデルのアイアンコング同様、トミー版とコトブキヤのHMM版をミックスしたようなデザインです。
顔のサイズやプロポーション全体のバランスとしては、やや細身のHMM寄りに感じます。
後述しますが、四肢の素体がリアライズモデルのブレードライガーからの流用となっているため、オリジナルのトミー版が持つ「ゴツさ」と比べると、全体的にスマートな体型に見えるのかもしれません。
各部ディテール

ここからは各部ディテールをチェックしていきます。




コックピット(キャノピー)

コックピットハッチがこちら。
このキャノピーの形状、とくに先端部分は、旧キット・HMM・AZシリーズ(MPZ含)・リアライズモデルと、これまで展開されてきたシールドライガーの全てでそれぞれ差異があります。

AZ版は持っていないので割愛

アニメ再現という観点では、先端の軸が塗装されているHMMや、AZシリーズ版の方がイメージに近いように感じます。今回のリアライズモデルは、新しい解釈に基づく造形です。
バンとフィーネ

ハッチを開けるとコックピットは複座式で、バンとフィーネがしっかり搭乗しています。無塗装なので、これは塗ったほうが雰囲気は出そう。
ちなみに、量産型用の単座コックピットもちゃんと付属しており、キットでは組み立ての際、どちらかを選択可能。旧シールドライガーの再現を重視するなら、単座式を選ぶのもアリです。

もちろんジークもセット

そして一番大事なポイント。ちゃんと相棒のジークも付属しています。
バンとフィーネが揃うなら、そこには絶対にジークも一緒であるべき。
ブレードライガーも同様ですが、「バン仕様」である以上、なおさら重要なポイントです。バンのシールドライガーやブレードライガーを蘇らせたのは誰なのさ、という話ですから。そこを外してはいけない。
キャノピーの工夫点

ちなみに組み立てレビューでも触れましたが、この出っ張りが非常に優秀。ゲート跡ではありません。
本体側に専用の受け穴があり、この突起によってハッチがしっかりパチンと閉まる構造になっています。
これにより、共和国ゾイドあるあるだった「ハッチの締まりが甘くて微妙に浮く・隙間ができる問題」がだいぶ解消されています。
まあ正直言うと、これでもまだ若干隙間が空いているんだけど、リアライズモデルのコマンドウルフと比べて、だいぶマシになりました。こういう改良は本当に嬉しいポイントです。
四肢がリアライズのブレードライガー

ちなみにランナーに思いっきり書いてありますが、四肢や胴体の素体パーツの一部はリアライズ版ブレードライガーの流用です。

そのため両腕の伸筋のシリンダーは2本仕様のまま。ここは新規で造形して欲しかった。。その他、上部の排熱口部分はちゃん再現されていますが、サイズや形状的に、溶け込みすぎて目立たなくなっちゃいました。
可動のチェック

次に、各部の可動域はこちら。
首の可動



このあたりまでが妥協ポイント

首の可動域は流石のリアライズモデル。
首の動力パイプが、良くも悪くも本体のどこにも繋がっていないという割り切った仕様のため、大幅な可動域を実現しています。


腕・脚部の可動


胴と腰の可動



胴体部分の関節は上下方向のみ可動。
一方で、腰部は左右方向のスイングに対応しています。
可動方向が分かれている構造なので、大きくしならせるような動きは難しいものの、ポージング自体はしっかり決まります。
インタークーラーの開閉


インタークーラーは開閉ギミックを搭載。
アニメでは、たてがみ部分以外、そこまで強くフォーカスされていなかった印象です。ブレードライガーに乗り代わってからは、ジェノザウラーとの宿命の対決時、オーバーヒートした機体を冷却するために強制展開していたシーンが印象的でした。
余談:実家のシールドライガーの状態


ここでゾイドレビュー恒例の、手持ちの旧キットの近況チェック。実家で保管中のシールドライガーの姿がこちら。
1999年発売のトミー版シールドライガーと、2011年にコトブキヤから発売されたHMM版シールドライガーのバン仕様。どちらも発売当時に購入したものです。
この写真はレビューのために2023年に撮影したものですが、そこからさらに3年が経過した2026年現在でも、コンディションはほぼ変わらず非常に良好。

特にトミー版のシールドライガーに関しては、今年で購入から27年が経過した状態です。
関節の動きがぎこちなくなっているものの、電池を入れればしっかり歩行します。設計は、いわゆる第1期シリーズ初期にあたる1987年まで遡りますが、それを感じさせない堅牢さです。
むしろ後発のブレードライガーのほうが、経年によるダメージは大きい状況です。。

武装パーツ
閑話休題。ここからは武装パーツの紹介です。
レーザーサーベル

AMD 2連装20mmビーム砲

アニメ劇中でも活躍した、背部のAMD 2連装20mmビーム砲。
発射時のSEが非常に特徴的で、印象に残っている人も多いのでは?
ただ、このリアライズ版はサイズが小さめ。全体的にミニチュア感があるというか、可愛らしいミニガン風のサイズになっています。
それと今回のこの20mm砲、可動域は上下のみで、横方向には展開できません。
3連衝撃砲

ゾイドの汎用的な武装である衝撃砲。ライガーゼロなどでは「ショックカノン」とも呼ばれますが、基本的には同系統の武装です。
カラーリングに加え、バレル部分はやや尖った形状にアレンジ。本体とのパイプ類は省略されています。
展開式ミサイルポッド

20mmビーム砲と並び、シールドライガーのメインウェポンである側部の展開式ミサイルポッド。
このミサイルポッドの収納ですが、旧キットは収納時に背部へ綺麗に収まる構造になっていました。一方で今回のリアライズモデルでは、収納時でも背中に収まらず、実質側面に背負ったような状態になります。


これは旧キットに親しんでいる人ほど違和感を覚えるポイントだと思います。実際、自分も最初は取り付けミスを疑ったほどですが、これが仕様のようです。

ここは正直に言って少し残念。
本来シールドライガーは、武装を収納することで高速戦闘を可能にし、外付け武装主体のサーベルタイガー(セイバータイガー)を上回る機動性を実現したゾイド。その「武装を格納する機能美」も魅力のひとつだっただけに、今回は単に両サイドに装備しているような見え方になってしまっている点は惜しいところです。
ストライククロー

両腕のストライククロー。バン仕様のため、ゴールドカラーで再現されています。
共和国の量産機仕様を再現する場合は、シルバーやホワイト系での塗装が必要になります。
エネルギーシールド 展開エフェクト

さて、今回のシールドライガー最大の目玉、エネルギーシールド(Eシールド)のエフェクトパーツが付属します。
シールドライガーを象徴する装備ですが、今までありそうでなかった付属パーツです。まさに待望の仕様。

形状はアニメ版を意識した造形で、名シーンの再現性を大きく高めてくれる粋な演出パーツです。こういう遊び心はリアライズモデルの魅力ですね。

アニメ劇中では、ゾイドの操縦に関してはほぼ素人だったバンが、このシールドの扱いを覚え始めたあたりから、徐々に成長していく描写も印象的でした。ここぞという場面で展開し、敵の砲撃を弾きながら突進するシールドライガーは、まさに勝機を掴んだ瞬間といえるカッコよさ。BGMも勝ち確。


しかし最終的には、ジェノザウラーの荷電粒子砲の前には無力でした。絶対的な威力を誇ったこのシールドは無情にも撃ち抜かれ、バンは愛機を失うことになります。
着弾の瞬間、BGMが突如として無音に切り替わり暗転。そしてゾイドコアが砕け散る……。シリーズ屈指の絶望的な名シーンです。

まとめ

以上、リアライズモデル「RMZ-013 シールドライガー バン仕様」のレビューでした。
全身の造形は旧トミー版をベースにしつつ、現代風のスタイリッシュなプロポーションにアレンジが施されており、バランスの良い仕上がりです。組み立てもスムーズで、手軽さを保ちながらも、しっかりとした完成度と満足感が得られるキットでした。

一方で、ミサイルポッドの収納構造や、20mm砲のサイズ感など、旧キットと比べて好みが分かれそうなポイントもあります。
1/100スケールはコレクション性に優れる反面、ところどころに「割り切り」を感じる造形も見られます。ミサイルポッドや、首元のどこにも接続されていないパイプなどは、その一例です。サイズゆえの制約もあるとは思いますが、このあたりは悩ましいポイント。


とはいえ、エネルギーシールドの付属など、劇中シーンの再現性や遊びの幅は広がっており、ディスプレイ・ポージングともに楽しめる内容となっています。今後、レッドホーンやセイバータイガーも控えているので、これを活かした遊びの幅は、ますます広がっていきそうです!
思い出のシールドライガーを十分楽しめるキットだと思います。
ゾイド「リアライズモデル」のレビューはこちら

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