バトラ成虫がHGに帰ってきた!
今回は、バンダイのガシャポンHGシリーズ最新作「ゴジラ ~ゴジラVSモスラ編~」から、「バトラ」をレビューします!
HGシリーズ ゴジラ ~ゴジラVSモスラ編~ / バトラ

名称 | HGシリーズ ゴジラ ~ゴジラVSモスラ編~ / バトラ |
翼開長 | 約12cm |
素材 | 本体:PVC 支柱台座:MABS |
価格 | 1回500円 |
発売元 | バンダイ |
主な登場作品 | ゴジラVSモスラ(1992年映画) |
バンダイのガシャポンHGシリーズの新作。「ゴジラ ~ゴジラVSモスラ編~」より「バトラ」です。
バトラの登場作品は1992年公開の映画『ゴジラVSモスラ』。
モスラと同じ地球の守護神ですが、「守るために戦う」モスラとは異なり、地球を脅かすものを「破壊」する「バトルモスラ」として登場した怪獣です。平成VSシリーズで初登場。今回のHGシリーズ「VSモスラ編」の本命といえるラインナップです。
さっそくレビューしていきます。
バトラ全身のプロポーション

ここからは、バトラの全身をレビュー。
バトラ成虫のHG化は1995年発売の「ゴジラ2」以来? 調べたところ、一応「クロニクル2」で2005年にも復刻されていますが、それでも約20年前の話。
モスラは様々な個体がいるため何度もHG化されていますが、バトラは『ゴジラVSモスラ』の一作のみなので、なかなか造形化の機会が巡ってきませんでしたね。



そんな中、満を持して復活したバトラですが、造形は非常に精密になり、確実にパワーアップしています。
かつてのHGシリーズは食玩的なデフォルメ感の強いミニフィギュアでしたが、技術の進歩もあり、今ではすっかりリアルな造形に。のっぺり感がなく、彫りの細かさが際立っています。



同HGシリーズのミレニアムゴジラ、ベビーゴジラは若干オリジナリティが造形にプラスされていると感じましたが、このバトラは劇中のイメージに非常に近い仕上がりだと感じました。
顔面

顔のアップ。格好良いですね! 劇中の鬼のような表情がしっかり再現されています。


あえて言うなら、角(アーマーホーン)の塗装について

まあ、あえて一点気になる点を挙げるなら、角(アーマーホーン)の塗装。全体的に均一な塗装ですが、劇中のバトラは大きな3本の角(発光する部分)が特徴的だと思うんですよね。
本来であれば、3本の角をより強調し、他の小さな角にはほんのり色をつけるような仕上がりだと、個人的にはうれしい。
とはいえ、500円のミニフィギュアにどこまで求めるかという話でもありますが……。自分で塗るしかないか。
羽



羽の模様。劇中でバトラの羽模様を上から俯瞰できるシーンって、あんまり無いような気がします。それこそラストシーンぐらいじゃないだろうか。
模様は僅かに簡略化されているものの、ほぼ劇中通りの再現度。色彩もイメージそのままです。
羽(内側)・腹部・脚

外側の羽模様の再現度は高いですが、内側の羽模様は大幅に簡略化され、色も異なります。本来は外側と同じように二重線が入っていますが、一色で塗られています。
ミニフィギュアでは内側の塗装が省略されることが多いので、これは仕方ないですね。価格相応といったところでしょうか。

背部

バトラの背中。甲虫類や甲殻類のような硬質なデザインですが、劇中で上から俯瞰できるシーンが少ないのと、成虫は夜しか出番が無いので細部が見え辛く、正直あまり記憶には残っていません。まあ、こんなカンジだったとは思うけど。
モスラは蛾がモチーフ(※蝶ではない)で知られていますが、バトラに明確なモチーフってあるのかな? いろいろな昆虫の要素が混ざったデザインですよね。
尻尾


ディスプレイ用の支柱付き


フィギュアにはディスプレイ用の支柱が付属しており、飛行状態で飾れます。地味ですが、嬉しいポイントです。
まとめ

以上、HGシリーズ「ゴジラVSモスラ編」より「バトラ」のレビューでした!
平成モスラ、バトラが再びHGシリーズに登場したのは、VS世代として嬉しい限り。この勢いで、ぜひ平成モスラ3部作もHGで復活させてほしいですね。期待しています!