カメラ片手にぶらりと散策。
今回から、今まで撮影してきた野鳥の写真や撮影データを記録する「野鳥撮影ログ」を始めてみることにしました。
初回として選んだのは、もっとも身近な野鳥のひとつ、スズメ(雀)です。
撮影データ

Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM + EXTENDER RF1.4x
| 撮影した鳥 | スズメ |
| 種類 | スズメ目スズメ科スズメ属 |
| 撮影月 | 6月 |
| 撮影場所 | 山、境内など |
| 天候 | 曇り時々晴れ |
| 時間帯 | 12時~17時頃 |
| 使用カメラ | Canon EOS R8 |
| 使用レンズ | RF100-400mm F5.6-8 IS USM + EXTENDER RF1.4x |
撮影したのは6月、梅雨入り前の時期です。
天候は曇り時々晴れ。雨は降っていませんでしたが、空一面が白い雲に覆われており、明るさはあるものの青空は見えない状態。当日の散策では、あまり多くの野鳥は見かけませんでした。
カメラとレンズの組み合わせは、Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM + EXTENDER RF1.4xです。三脚は使わず、すべて手持ちで撮影。
スズメ(雀)について

Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM + EXTENDER RF1.4x
スズメについて改めて調べました。
スズメは、日本列島のほぼ全域で生息する、もっとも身近な野鳥のひとつ。
人家の近くで見られることが多く、市街地、住宅地、公園など、かなり幅広い場所で出会うことができます。基本的には、同じ場所に留まる留鳥(りゅうちょう)であり、季節を問わず1年中観測可能です。
全長は約15cm前後。歩くときは両足を飛び跳ねる、いわゆるホッピングでピョンピョンと素早く移動。警戒心が強く、地面にいると思ったら、次の瞬間には枝に飛び移り、数秒後にはもう別の場所へ。今回撮影していても、このホッピング移動にはかなり振り回されました。カメラで追いかけると本当に忙しい鳥です。

Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM + EXTENDER RF1.4x
スズメの食性は雑食で、草木の種子や穀類、昆虫類などを食べます。今回撮影した写真の中にも、植物の種子のようなものをついばんでいるカットがありました。
また、体はとても軽く、細い茎や花柄のような場所にも器用に乗っていました。「そんな細いところに乗れるの?」と正直驚きました。
尚、日本国内に生息するスズメは、今回撮影できた「スズメ」の他、主に森林に生息する「ニュウナイスズメ」が代表的な二種のようです。ニュウナイスズメと、スズメはとても似ているものの、スズメには頬に黒い斑点がある点が大きな違いです。
使用したカメラとレンズ

使用したカメラは、Canon EOS R8。
フルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラで、軽量なボディが魅力。野鳥撮影では望遠レンズを装着するため、カメラ本体が軽いのはかなり助かります。
レンズは、RF100-400mm F5.6-8 IS USMに、EXTENDER RF1.4xを装着し、焦点距離を最大560mmまで延長。今回はそこにEOS R8の1.6倍クロップモードも併用し、35mm判換算の画角としては約896mm相当を確保しました。
AF設定
1点AFかつAIサーボ(コンティニュアス)モードを使用。
今回のスズメはとにかく小さく、しかも木の枝や草の中をせわしなく動き回るため、被写体検出や広めのAFエリアに任せると、枝や背景に引っ張られてしまうため、1点AFでスズメの目や体に狙いを絞って撮影しました。
シャッタースピード
シャッタースピードは、自分の飛行機撮影時の設定をベースに1/1600前後で撮影。
結果として、ブレはほとんど感じませんでした。スズメは動きが速く、地面でも枝の上でも細かく動き続けるため、速めのシャッタースピードを確保したこと自体は悪くなかったと思います。
ただし、飛翔中ではなく、枝や草に止まっている場面では、1/1600秒は過剰だったかもしれません。特に今回は、RF100-400mm F5.6-8 IS USMにEXTENDER RF1.4xを装着しているため、レンズはかなり暗くなります。その状態で1/1600秒を維持すると、どうしてもISO感度が上がりやすくなります。

フルサイズとはいえ、流石に解像感は厳しい
実際、一部の写真ではISO25600まで上昇しており、さすがにノイズが目立ち、解像感もかなり低下していました。
飛んでいるスズメを狙うなら1/1600秒でも良いと思いますが、止まりものを撮るなら、1/800秒や1/1000秒あたりまで落として、ISOを抑える選択肢もありました。
このあたりは次回への反省点です。
焦点距離は足りたか
今回の組み合わせでは、レンズの最大焦点距離は560mm。
さらにEOS R8の1.6倍クロップモードを使っているため、画角としては約896mm相当です。
焦点距離の評価は、鳥との距離や撮影環境によって異なるので一概には出来ませんが、個人的な感想としては、スズメ撮影に対して、この焦点距離は十分足りると感じました。
今回のスズメは地面の近くや低い木の枝、神社境内の周辺など、数メートルから十数メートル程度の範囲で見かけることが多く、ある程度は接近して撮影できました。警戒心は強いものの、こちらが無理に近づかなければ、意外と近くで観察できる場面もあります。
そのため、今回のような条件であれば、560mm + 1.6倍クロップはかなり頼れる焦点距離でした。
一方で、クロップ時の記録画素数が少なくなるため、さらに大きくトリミングする前提だと少し厳しくなります。撮影時点で、できるだけ構図を詰めておくことが重要だと感じました。
撮影して感じたこと

スズメは、とにかく動きが速いです。
地面をピョコピョコと移動し、立ち止まったと思ったらすぐに向きを変え、枝へ飛び移り、また別の場所へ。同じ場所にいてくれる時間は、本当に数秒程度です。
肉眼で見つけても、ファインダー越しに改めて探しているうちに逃げられることが何度もありました。
そのため、不意に遭遇して慌ててカメラを構えるのではなく、まず鳴き声を聞き、周囲の動きを観察することから始めました。しばらく見ていると、スズメたちがどのあたりを周回しているのか、なんとなく分かってきます。
1羽、2羽と移動を始めるタイミングを見ていると、「そろそろこちらに来そう」という頃合いも少しだけ読めるようになりました。
反省点、今後の課題

今回の反省点は、シャッタースピードを固定気味にしすぎたことです。
動きの速いスズメを撮るために、1/1600秒前後を維持していましたが、止まっている場面ではもう少し落としてもよかったと思います。
特に曇り空の下で、エクステンダーを装着した状態では、光量に余裕がありません。その中でシャッタースピードを速くしすぎると、ISO感度がどんどん上がってしまいます。
結果として、ISO25600まで上がった写真では、いくらフルサイズとはいえ、ノイズが強く出てしまい、細かい質感もかなり失われていました。
今後は、以下のように場面ごとに設定を切り替えたいです。
- 止まりもの:1/800秒〜1/1000秒前後
- 動きのある場面:1/1250秒〜1/1600秒前後
- 飛翔狙い:1/2000秒以上検討
もちろん、実際には天候や距離、焦点距離、ISOの上がり方次第ですが、今回のようにずっと1/1600秒で押し切る必要はなかったと思います。
野鳥撮影では、被写体ブレを防ぐことも大事ですが、ISOを上げすぎない判断も同じくらい大切だと感じました。
今後も、撮影できたスズメの写真はこの記事に追記しつつ、野鳥撮影ログとして記録していきたいと思います。














