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S.H.MonsterArts ゴジラ(1975) レビュー

S.H.MonsterArts「ゴジラ(1975)」をレビュー。昭和シリーズ最後のゴジラの造形やプロポーション、首・口まわりの可動性をチェック。話題になった充血気味の瞳は、実際どうなったのか。その他、彩色など気になった部分まで詳しく紹介します。

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公開日:2026/09/07

昭和シリーズ最後のゴジラがモンアツに登場!

今回のレビューは「S.H.MonsterArts(モンスターアーツ)」より、「ゴジラ(1975)」です。

S.H.MonsterArts ゴジラ(1975)

S.H.MonsterArts ゴジラ(1975)
商品名S.H.MonsterArts ゴジラ(1975)
サイズ全高 約17cm
価格13,200円(税込)
販売時期2026年8月
主な登場作品『メカゴジラの逆襲』(1975年映画)

映画『メカゴジラの逆襲』に登場したゴジラ(1975)が、S.H.MonsterArtsシリーズの新作として登場。

この映画をもって、1954年から続いた昭和ゴジラシリーズはひとまず終了。その後、1984年の『ゴジラ』まで約9年間の休止期間に入ります。つまり、このゴジラ(1975)は昭和シリーズ最後のゴジラです。

昭和シリーズ最後を飾るゴジラ(1975)

「いや、1984も昭和やん」という意見は確かにそうだけど、あれは結果的に平成VSシリーズの序章となる映画なので、僕的には平成シリーズに分類します。シリーズを仕切り直したリブート的な作品でもあるし。

その意味でもやっぱり1975が「昭和ゴジラ最後の姿」という認識ですね。

そんな記念すべきゴジラを、さっそくレビューしていきます。

なお、パッケージ開封時の速報版レビューは、以下の記事をご覧ください。

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全身のプロポーション

全身のプロポーションはこちら。

人間のような直立気味の姿勢。丸顔と大きな瞳。丸っこい爪。そして短い尻尾。昭和シリーズ後期のゴジラの特徴が再現されています。

全高は約17cm程度。最近のモンアツのゴジラと同程度のサイズです。

昔のモンアツ、特に昭和ゴジラ関係の個体は、なかなかサイズ感が統一されず、毎回バラバラな印象でしたが、近年の商品は、全高・全身のボリューム感にもある程度の統一感が出てきました。このゴジラ(1975)も、ゴジラ(1972)や直近のギラゴジと並べても違和感ありません。

S.H.MonsterArts ゴジラ(1972)
※写真右

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1975の商品化で、当然期待したくなるのが「メカゴジラ2」のモンアツ化ですが、このサイズ感で並べることを考えると、昔発売されたメカゴジラ(1974)の単純なリデコではなく、現在のモンアツ基準のボリュームで完全新規造形してほしいですね。

各部ディテール

ディテールについてはこちら。

顔面

童顔の1974から、再び怖さのある顔つきへ

劇中のゴジラ(1975)のスーツは、1973年版をベースに1974、1975と改修を重ねて使用されてきたものですが、顔面だけは明確に差異がある。

1974のゴジラは丸みが非常に強く、とても童顔な顔をしたゴジラですが、この1975では再び眉間の険しさが増し、凶暴性を感じさせる表情に戻りました。今回のモンアツでも、その怖さのある顔つきが再現されています。

顔つき

胴体・背びれ

胴体
背びれ

腕・脚

右腕

腕と脚の造形。

爪の彩色は非常に薄い。写真だと色調補正で若干色が強調されていますが、実際には無彩色と誤認するレベルです。ゴジラ(1972)はちゃんと塗られていたのに何故。。ちょっと残念ポイントです。

写真だと問題ないように見えますが、
実際には爪の彩色は非常に薄く、肉眼だとほぼ無彩色に見えるレベルです

劇中でもここまで薄かったかな?

1975スーツの爪周りを、じっくり見られるシーンはあんまり少ないので、イマイチわかりません。

交換用手首パーツ

パンチアクション再現用の「手首パーツ」

手のひら部分には、パンチアクション再現用の「交換用手首パーツ」が付属します。

この両手首が
パンチアクション用の「グー」の手に交換可能

こういう交換用手首って、結局交換せずにデフォルトのまま飾る方が僕はしっくりくるパターンが多いのですが、このパンチアクション用手首はかなり良い感じ。昭和ゴジラらしい、人間味のあるアクションが一気に再現しやすくなります。映画の雰囲気が出ますね。

ファイティングポーズを取るゴジラ

尻尾

短い尻尾

尻尾。
後述しますが、可動域はあまり大きくないです。

話題になった「血走った瞳」は実際どうなった?

プレスリリース段階で話題になっていた
充血した瞳

プレスリリース段階で話題になっていた「目の血走り表現」。

僕も発表時に「ずいぶん充血してるな」と疑問を呈しましたが、実際の商品を見ると、宣材写真より若干抑え気味になっている……ような「気」がします。これくらいなら個人的には許容範囲です。

爪の彩色と異なり、
こちらはむしろ薄くて良かった

このモンアツが『対メガロ』の1973としての商品化だったら、あれぐらい血走っていてもまだ理解できました。実際、劇中でも1973の瞳はだいぶ充血してます。

ちょうどこの間、HGシリーズのメガロ再販記念に、映画を見直した直後なので、その印象はかなり残っています。

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ただ、繰り返しになりますが、1975では頭部が再改修されており、劇中を見る限り、目の血走り具合も1973ほど強烈ではありません。

なので、最初に公開された宣材写真の充血具合は、個人的にはちょっとやりすぎだと感じていました。あのまま商品化されなくて良かったです。

ただの個体差だったらゴメンね。

可動性・アクション

続いて可動性について。

直近のギラゴジが凄すぎたので、あの可動域が今後のモンアツのスタンダードになるのかと思いきや、触った第一印象としては、比較対象はゴジラ(1972)です。

部位によって1972より優れているところもあれば、逆に可動域が狭くなっているところもあります。

顔周りの可動性は非常に良好。首から頭部にかけての自由度が高く、回転方向の可動域は1972以上。より自由な角度で表情を付けられます。

1972より、口元はガバっと開く

口周りも良好です。1972と比較して、しっかり大きく口を開けられるようになりました。閉じた時の下顎にも目立った違和感はありません。これは良い。

背びれが動く

そして地味なポイントながら、背びれも左右に動かせるようになりました。

そんなに動かすか?という疑問はさておき、これまで固定されているのが当たり前だったゴジラの背びれに、新たな可動ポイントが追加されています。面白い試みです。

腕、腰、脚まわり

腕、腰、脚まわりについても、特に大きな不満はありません。よく動きます。

尻尾の可動域は狭い

上方向は1972と比べて、可動域は狭い

ただし尻尾に関しては正直あまり動きません。ギラゴジとは雲泥の差だし、同程度の長さである1972と比較しても、上下方向の可動域は明らかに狭い。特に上方向にはほとんど持ち上がりません。写真以上に持ち上げようとすると、ジョイント部分からパコンと勢いよく外れてしまいました。

調整の余地はあると思いますが、それでも何度も無理に繰り返せば、ジョイントに負担を掛ける可能性もあるので、ここは無茶をさせない方が良さそうです。

ムビモンと並べて比較

ゴジラ・ストア限定 ムービーモンスターシリーズ ゴジラ(1975)
※写真左
全高はムビモンより少し高め

ムービーモンスターズシリーズのゴジラ(1975)と並べて比較。

さすがにモンスターアーツの全身の質感、造形の細かさが際立っていますが、ムビモン版もかなり特徴を捉えており十分満足しています。

顔の丸みや、下顎のタプタプした感じも、こうして並べてみると、どちらも良く再現されていると思います。ただ、ムビモン版はどちらかというと1974寄りの仕上がりかなとは思う。童顔な顔つきです。

ポーズいろいろ

1975は怪獣らしい重厚な立ち姿ではなく、パンチを繰り出したり大きく腕を振ったりと、人間的なアクションが魅力です。

今回のモンアツは、そういった「動く昭和ゴジラ」を楽しむのに向いたフィギュアだと思います。

まとめ

キーン
!!
MG2が商品化したら
絶対に交換パーツは「首」にしてね?

以上、「S.H.MonsterArts ゴジラ(1975)」のレビューでした。

昭和シリーズ最後のゴジラとして、全身のプロポーションや造形はかなり良い仕上がりです。可動についても、首や口まわりを中心に良好。パンチアクション用の交換手首とも相性が良く、ディスプレイ時のポーズには十分な自由度があります。

ただし、尻尾の可動域が近年のクオリティから若干後退した点と、爪の彩色の薄さはちょっと気になりました。そこだけ惜しかった。

1975の登場で、今後メカゴジラ2の商品化も期待できるので、将来的に並べて飾れる日を楽しみにしています。

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