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公開日:2025/02/05

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マイナ保険証なのに『他に処方されている薬は?』と聞かれた理由

データ共有がメリットのはずのマイナ保険証。でも薬局で「他に処方されている薬は?」と聞かれた理由とは? 調べてみると、処方歴の反映には時間差があり、直近のデータは参照できないことが判明…。経緯を詳しくお話します。

なんのためのデータ共有だよ。

処方歴が薬局側で参照できるはずのマイナ保険証で、「他に処方されている薬はありますか?」と聞かれ困惑。

色々調べた結果、マイナ保険証にそれらの履歴が紐づくのは処方から約1ヶ月も先らしく、直近のデータは見られないらしい。えぇ!?

事の発端

昨年12月から、病院や薬局での保険証提示は紙ではなくマイナ保険証を使っています。

マイナ保険証のメリットって、データ共有だと思うんですよね。必要な情報があらかじめ紐づいているから、スムーズに手続きが進む。

だからこそ、薬剤師は過去の診療歴や処方歴を参照できるし、その結果、飲み合わせ事故も防げる。

……はずなのだが、今日、年末に行った薬局とは別の薬局を訪れたところ、薬剤師さんに「他に処方されている薬はありますか?」と聞かれました🤔

え? その情報を薬局側が参照できるのが、マイナ保険証の強みなんじゃないの? データ共有の同意も毎回しているはずだけど…。

(※余談だけど、どこの病院や薬局に行っても毎回「情報共有の同意」を求められるのが正直メンドイ。予め一括で「許可」なり「拒否」を選ばせてほしい。素人が自己判断で「これは開示」「これは非開示」なんてやったら意味ないし、むしろ危険だろ)

処方歴の反映はリアルタイムではないらしい

んで、帰宅後に今更ながら色々調べたんだけど、処方歴などのレセプト(診療報酬明細書)がマイナ保険証に紐づくのは、なんと約1ヶ月も後らしい(読売とか東京の記事で見た)。えぇ!?

つまり、一番肝心な「直近の処方歴」を把握するためには、結局お薬手帳や患者の自己申告が必要になる。そう言われてみれば、だから薬局で毎度毎度「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれたのか。いや、そっちで履歴は参照できるじゃんと思っていたけど、ようやく腑に落ちたわ。

なんとも中途半端な設計だなぁ

これじゃ、薬局側も患者側も、結局今までと変わらない手間が発生する。どうしてこうなった?

ということで、マイナ保険証の登場で色々とスマートになるかと思いきや。現状、期待していたような利便性は感じられません。紙からICカードになり、カードリーダーでの受付はセルフレジのように、相手側の作業をこっちが担うハメになっただけ。

なんだかなぁってカンジです。今後のアップデートに期待したいところだけど、どうなることやら。

以上、本日のチラシの裏でした。

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