【松島基地航空祭2024】レポート後編!当日展示機の紹介とブルーインパルスの曲技飛行まで
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前回の「雨予報を吹き飛ばす!松島基地航空祭2024レポート」の後編です。
今回は、当日の展示機の紹介と、F-2およびブルーインパルスの午後の飛行についてレポートします。
電子戦訓練機 EC-1
まずは界隈で今年の目玉だった電子戦訓練機 EC-1から。
C-1輸送機をベースに開発された機体で、自衛隊にただ1機しか存在しない激レアな機体です。よくぞ松島に来てくれた。
特徴的な突き出た機首と、なんだか眠たそうなタレ目がちのコックピットの機窓が、妙にマッチ(笑)。
EC-1はファンの間ではカモノハシの愛称で親しまれています。
そんなEC-1ですが、今年度末で引退する模様です。長い間お疲れ様でした。
戦術輸送機 C-130
C-1輸送機の補助用として調達された戦術輸送機 C-130。通称「ハーキュリーズ」。
日本国内でその名が広く知れ渡るようになったのは、やはりイラク派遣の際ではないでしょうか。連日連夜の報道で、当時はクラスメイトも知っているぐらいの知名度でした。
当日は長蛇の列ができており、どうやら中が見学できたようです。珍しいですね。
ただ、この手のものに並んでしまうと、基地の散策や午後の飛行までの休憩時間が無くなってしまうので、泣く泣く諦めました😭
航空祭って、わりとタイトなスケジュールですよね。。
F-15J 戦闘機
航空自衛隊の主力戦闘機F-15。千歳基地からやってきた模様。
松島基地には戦闘機部隊がいないため、ここでF-15が見られる機会は貴重です。
創隊60周年記念のスペシャルマーキング
F-15の816号機には随分とかわいらしいスペシャルマーキング(スペマ)が施されていました。
所属の第203飛行隊が創隊60周年だそうで、それを記念して部隊マークの赤い稲妻とヒグマをあしらった特別塗装機になっています。
なお、F-15は導入から既に40年以上が経過しており、一部は順次退役する機体が見込まれています。10年後にはF-2の退役も始まるため、日本の主力戦闘機の編成は転換期を迎えています。
救難捜索機 U-125A
救難捜索機 U-125A。こちらは松島基地所属(松島救難隊)なので毎年見られます。
救難ヘリコプターのUH-60Jとタッグを組み、物資輸送や救出・捜索任務に就きます。
救難ヘリコプター UH-60J
救難ヘリコプターUH-60J。
某映画で有名なアメリカのUH-60A「ブラックホーク」の航空自衛隊向け改造機です。
こちらもU-125Aと同様、松島救難隊に所属。タッグを組み、救難任務に従事します。
その他格納庫の展示。F-2、T-4、射出座席、エンジン…etc
去年まわれなかった格納庫巡り。まずはF-2戦闘機から。
続いてT-4の点検展示。
ブルーインパルスの射出座席(SIIIS-3J)の展示。
T-4に搭載されているF3-IHI-30Bエンジン。
F-2に搭載されているF110-IHI-129Bエンジン。
F-16用のゼネラル・エレクトリックF110エンジンをIHIがライセンス生産したもの。
午後の部スタート!F-2B 訓練飛行
相変わらず曇天な空模様ですが、無事に午後の飛行展示もスタート!F-2Bによる訓練飛行です。
今年は7Dの70-200mmとR8の100-400mmレンズで臨みましたが、7Dがフルサイズ換算で320mmまでクロップされるので、撮れる画角にあまり変化は無く。。
ただ1点、強く実感したのは、「レフ機」+「インナーズーム」の組み合わせの方が、テレ端とワイド端の切り替えがメチャクチャ早く、かつどれだけ連射してもEVFと違って描写に遅れが生じる事も無いので、圧倒的に撮りやすいです。
R8購入後、今後は完全にミラーレスに移行するつもりでしたが、ちょっと悩ましくなってしまいましたね。
ブルーインパルス曲技飛行
続いてブルーインパルス午後の部がスタート。
午前と同様に天候が悪く、最初は航過飛行が中心の演目でした。
しかし会場周辺の天候が回復したとの事で、途中から「アクロバット飛行に変更します」とのアナウンスが!これには会場も大歓声。
やはり、いつもギリギリまで判断してくれますね。たとえ当日の天候が悪くても、希望を捨てるべきではないと実感します。
まとめ
以上、松島基地航空祭2024の振り返りレポートでした。
今年は事前の天気予報が本当に絶望的で、Xなどの各種SNSでは毎日みんなが天候を気にして、不安になっていましたね。キャンセルも結構あったみたいです。自分も何回「矢本 天気」で検索したかワカラン。。
2年連続の雨予報でしたが、結果的には無事に飛行展示が開催されて本当に良かったです!信じて出発して正解でした。
今回の撮影には、今年購入したEOS R8を、初めて投入しました。機動飛行中でもAFの食いつきはかなり良好でしたね。
残念ながら、天候は曇り空で暗く、写真はコントラストが映えない仕上がりになってしまいましたが、次回は晴天のもとでチャレンジしたいです。