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【松島基地航空祭2024】レポート後編!当日展示機の紹介とブルーインパルスの曲技飛行まで

【松島基地航空祭2024】レポート後編!当日展示機の紹介とブルーインパルスの曲技飛行まで

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前回の「雨予報を吹き飛ばす!松島基地航空祭2024レポート」の後編です。

今回は、当日の展示機の紹介と、F-2およびブルーインパルスの午後の飛行についてレポートします。

電子戦訓練機 EC-1

電子戦訓練機 EC-1を正面から撮影した写真。松島基地航空祭2024にて撮影。
電子戦訓練機 EC-1
焦点距離:27mm / Tv:1/320 / Av:F8 / ISO:100
Canon EOS R8 + RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM

まずは界隈で今年の目玉だった電子戦訓練機 EC-1から。

C-1輸送機をベースに開発された機体で、自衛隊にただ1機しか存在しない激レアな機体です。よくぞ松島に来てくれた。

電子戦訓練機 EC-1の特徴的な機首をアップで撮影。
非常に特徴的な機首部分
電子戦訓練機 EC-1を真正面から撮影した写真。
ファンの間では「カモノハシ」の愛称で呼ばれている

特徴的な突き出た機首と、なんだか眠たそうなタレ目がちのコックピットの機窓が、妙にマッチ(笑)。

EC-1はファンの間ではカモノハシの愛称で親しまれています。

電子戦訓練機 EC-1を側面から撮影。横から見るとC-1ベースの機体であるとよくわかる写真。
あまりに機首が特徴的なデザインだが、横から見ると紛れもなく「C-1」がベースだとわかる

そんなEC-1ですが、今年度末で引退する模様です。長い間お疲れ様でした。

戦術輸送機 C-130

戦術輸送機 C-130の写真。松島基地航空祭2024にて撮影。
戦術輸送機 C-130
焦点距離:70mm / Tv:1/640 / Av:F8 / ISO:200
Canon EOS 7D + EF70-200mm F4L USM

C-1輸送機の補助用として調達された戦術輸送機 C-130。通称「ハーキュリーズ」。

日本国内でその名が広く知れ渡るようになったのは、やはりイラク派遣の際ではないでしょうか。連日連夜の報道で、当時はクラスメイトも知っているぐらいの知名度でした。

C-130に見学の長蛇の列ができている様子。
見学の長蛇の列

当日は長蛇の列ができており、どうやら中が見学できたようです。珍しいですね。

ただ、この手のものに並んでしまうと、基地の散策や午後の飛行までの休憩時間が無くなってしまうので、泣く泣く諦めました😭

航空祭って、わりとタイトなスケジュールですよね。。

C-130の機首を側面からアップで撮影した写真。

F-15J 戦闘機

千歳基地所属のF-15J 816号機。松島基地航空祭2024にて撮影。
F-15J 要撃戦闘機
焦点距離:50mm / Tv:1/400 / Av:F8 / ISO:100
Canon EOS R8 + RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM

航空自衛隊の主力戦闘機F-15。千歳基地からやってきた模様。

松島基地には戦闘機部隊がいないため、ここでF-15が見られる機会は貴重です。

同じく千歳基地所属のF-15J 888号機。松島基地航空祭2024にて撮影。
F-15J 888号機
F-15J 888号機を真正面から撮影。
駐機中のF-15J 816号機と888号機の写真。
焦点距離:118mm / Tv:1/320/ Av:F8 / ISO:100
Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM

創隊60周年記念のスペシャルマーキング

飛行中のF-15J 第203飛行隊 創隊60周年記念スペシャルマーキング機。松島基地航空祭2024にて撮影。
F-15J 第203飛行隊 創隊60周年記念塗装機
焦点距離:400mm / Tv:1/1600/ Av:F8 / ISO:320
Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM
スペシャルマーキング機が飛行中、背面をこちらに見せた写真。部隊マークのヒグマが「祝60周年」のセンスを持ってお祝いしている
祝!60周年

F-15の816号機には随分とかわいらしいスペシャルマーキング(スペマ)が施されていました。

所属の第203飛行隊が創隊60周年だそうで、それを記念して部隊マークの赤い稲妻とヒグマをあしらった特別塗装機になっています。

駐機中のF-15 816号機。
F-15は導入から既に40年以上が経過

なお、F-15は導入から既に40年以上が経過しており、一部は順次退役する機体が見込まれています。10年後にはF-2の退役も始まるため、日本の主力戦闘機の編成は転換期を迎えています。

救難捜索機 U-125A

救難捜索機 U-125Aの写真。松島基地航空祭2024にて撮影。
救難捜索機 U-125A
焦点距離:100mm / Tv:1/320 / Av:F8 / ISO:100
Canon EOS 7D + EF70-200mm F4L USM

救難捜索機 U-125A。こちらは松島基地所属(松島救難隊)なので毎年見られます。

救難ヘリコプターのUH-60Jとタッグを組み、物資輸送や救出・捜索任務に就きます。

U-125Aを真集面から撮影した写真。
松島基地航空祭2024、午前の飛行展示で、援助物資を投下した瞬間のU-125Aの写真。
援助物資投下機構の搭載がU-125Aの特徴

救難ヘリコプター UH-60J

救難ヘリコプター UH-60Jの写真。松島基地航空祭2024にて撮影。
救難ヘリコプター UH-60J
焦点距離:70mm / Tv:1/125 / Av:F8 / ISO:100
Canon EOS 7D + EF70-200mm F4L USM

救難ヘリコプターUH-60J

某映画で有名なアメリカのUH-60A「ブラックホーク」の航空自衛隊向け改造機です。

こちらもU-125Aと同様、松島救難隊に所属。タッグを組み、救難任務に従事します。

UH-60Jをアップで撮影した写真。
UH-60Jを真正面から撮影した写真。
UH-60Jの救難訓練飛行の写真

その他格納庫の展示。F-2、T-4、射出座席、エンジン…etc

松島基地格納庫内で展示されていたF-2Bの写真。
F-2 戦闘機

去年まわれなかった格納庫巡り。まずはF-2戦闘機から。

松島基地格納庫内で展示されていたT-4の点検展示(油圧系統)の写真。点検のため、機体が浮かせられているのがわかる。
T-4の点検展示(油圧系統)。タイヤが浮いているのがわかる

続いてT-4の点検展示。

ブルーインパルスの射出座席(SIIIS-3J)の写真。
ブルーインパルスの射出座席(SIIIS-3J)
ブルーインパルスの射出座席(SIIIS-3J)について詳しく解説したパネルの写真。
丁寧な図解も

ブルーインパルスの射出座席(SIIIS-3J)の展示。

ブルーインパルスでもあるT-4訓練機に搭載されているF3-IHI-30Bエンジンの写真。
F3-IHI-30B T-4搭載エンジン

T-4に搭載されているF3-IHI-30Bエンジン。

F-2に搭載されているF110-IHI-129Bエンジンを、真後ろからノズルを撮影した写真。
F110-IHI-129B F-2搭載エンジン

F-2に搭載されているF110-IHI-129Bエンジン。

F-16用のゼネラル・エレクトリックF110エンジンをIHIがライセンス生産したもの。

F-2の飛行中、F110-IHI-129Bエンジンにアフターバーナーが灯った瞬間の写真。
アフターバーナーを点火した状態

午後の部スタート!F-2B 訓練飛行

松島基地航空祭2024の、午後の部にて飛行を開始したF-2B戦闘機の編隊。
F-2B 戦闘機
焦点距離:325mm / Tv:1/1600/ Av:F8 / ISO:200
Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM
F-2B単機をアップで撮影した写真。

相変わらず曇天な空模様ですが、無事に午後の飛行展示もスタート!F-2Bによる訓練飛行です。

4機編成で飛行するF-2Bの写真。
4機編成で飛行するF-2Bのうち、2機がブレイクをした瞬間。
焦点距離:100mm / Tv:1/1000 / Av:F8 / ISO:125
Canon EOS 7D + EF70-200mm F4L USM

今年は7Dの70-200mmとR8の100-400mmレンズで臨みましたが、7Dがフルサイズ換算で320mmまでクロップされるので、撮れる画角にあまり変化は無く。。

ただ1点、強く実感したのは、「レフ機」+「インナーズーム」の組み合わせの方が、テレ端とワイド端の切り替えがメチャクチャ早く、かつどれだけ連射してもEVFと違って描写に遅れが生じる事も無いので、圧倒的に撮りやすいです。

R8購入後、今後は完全にミラーレスに移行するつもりでしたが、ちょっと悩ましくなってしまいましたね。

ベイパーコーンを纏うF-2の写真。
ベイパーコーンを纏うF-2
訓練飛行を続けるF-2の写真。
F-2が2機とも左右にブレイクを開始した瞬間の写真。

ブルーインパルス曲技飛行

飛行前に、整備員とハンドシグナルで状況を確認するブルーインパルス。松島基地航空祭2024にて撮影。
整備員とのハンドシグナル

続いてブルーインパルス午後の部がスタート。

ブルーインパルス午後の部の飛行展示がスタートした写真。演目はデルタ・ローパス。
デルタ・ローパス
焦点距離:100mm / Tv:1/1000/ Av:F8 / ISO:160
Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM
グランドクロス・ローパスで飛行するブルーインパルスの編隊。松島基地航空祭2024にて撮影。
グランドクロス・ローパス
焦点距離約300mmで撮影したブルーインパルス。
焦点距離:325mm / Tv:1/1000/ Av:F8 / ISO:200
Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM

午前と同様に天候が悪く、最初は航過飛行が中心の演目でした。

しかし会場周辺の天候が回復したとの事で、途中から「アクロバット飛行に変更します」とのアナウンスが!これには会場も大歓声。

やはり、いつもギリギリまで判断してくれますね。たとえ当日の天候が悪くても、希望を捨てるべきではないと実感します。

ファンブレイクで松島基地会場を横断するブルーインパルス。
ファンブレイク
焦点距離400mmで撮影したブルーインパルス5番機の写真。
焦点距離:400mm / Tv:1/1600/ Av:F8 / ISO:250
Canon EOS R8 + RF100-400mm F5.6-8 IS USM
レターエイト中のブルーインパルス。
レターエイト
ブルーインパルス5番機と6番機によるハーフスローロール。
ハーフスローロール
トレイルトゥダイヤモンドロール隊形のブルーインパルスの写真。
トレイルトゥダイヤモンドロール
フォーシップインバート隊形のブルーインパルスの写真。
フォーシップインバート
最後はコークスクリューで締めるブルーインパルス曲技飛行。
コークスクリュー

まとめ

演目を終え、帰還したブルーインパルスの写真。
ブルーインパルスのパイロットが地上に降りてきて、整備員とともに観客に一礼する写真。
令和6年度松島基地航空祭も、これで締めくくり
挨拶後、C-130をバックに、映画のワンシーンのように観客の前から立ち去る写真。
お疲れ様でした!

以上、松島基地航空祭2024の振り返りレポートでした。

今年は事前の天気予報が本当に絶望的で、Xなどの各種SNSでは毎日みんなが天候を気にして、不安になっていましたね。キャンセルも結構あったみたいです。自分も何回「矢本 天気」で検索したかワカラン。。

2年連続の雨予報でしたが、結果的には無事に飛行展示が開催されて本当に良かったです!信じて出発して正解でした。

今回の撮影には、今年購入したEOS R8を、初めて投入しました。機動飛行中でもAFの食いつきはかなり良好でしたね。

残念ながら、天候は曇り空で暗く、写真はコントラストが映えない仕上がりになってしまいましたが、次回は晴天のもとでチャレンジしたいです。

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