知らなかった。。
ライトボックスを簡単に実装できる、jQueryモーダルプラグインの老舗「Magnific Popup」。
必要十分な機能を備えつつ、クセがなくカスタマイズもしやすい優れものです。
今ではモーダルを実現するプラグインは多種多様ですが、昔はわりとこれが決定版というか、どんなデザイン要件でも、これさえあれば当時は対応できた印象です。まあ、今でも普通に使える。
Magnific Popup
長らくバージョンアップは無かったが
ただ、こういった“完成された”jQueryプラグインって、ある程度のバージョンアップを経た後は、特段保守されなくなる事が多い。
Magnific Popupも例外ではなく、2016年にリリースされた「1.1.0」を最後に、長らく更新が止まっていました。なのでこれが最終バージョンだと思っていた次第です。
実は昨年「1.2.0」がリリースされていた!※
ところが、先日、たまたまMagnific Popupのドキュメントの確認が必要となり、GitHubを覗いたところ、昨年「1.2.0」がリリースされていたことを発見!
「1.1.0」からなんと8年ぶりのアップデートです。
長い間ローカル環境にダウンロードしたまま、そこから使い回している制作現場の皆さん。
ぜひ公式サイトやGitHubを確認してみてください。※
※ただし、もうモーダルにはネイティブのdialogを使えと作者様は言っている
ただし、公式サイトによると、今後のアップデートは、バグ修正やセキュリティ関連の保守に限られるとのこと。この「1.2.0」も機能追加というよりは保守的なアップデートに近いです。
それでも、引き続き保守が続くのはありがたいですね。これまでに実装してきた資産が多いだけに、安心感があります。
また、作者様より「基本的なモーダルの実装には、ネイティブのdialog
を使え」とのメッセージが公式サイトに明示されています。
昔はdialog
に対応しているブラウザなんて、Chromeぐらいしかありませんでしたが、今では主要なブラウザは全て標準対応しています。
時代の流れを感じる
ここ数年で、ネイティブのHTMLやCSSとJavaScriptの組み合わせだけで、実現できることが大幅に増えました。
以前はプラグインの利用や、スクリプトを1から自作する必要があったものは、比較的楽に作れる時代です。IEが姿を消して以降、この流れは一気に加速したよね。
いうことで、Magnific Popupが引き続き保守されるというニュースに安堵しつつも、これからはネイティブのタグを活用したモーダルへ徐々に移行していく必要があるなーと実感した次第でした。
現場からは以上です。