知った時には時すでに遅し。
ゴジラVSシリーズの特技監督・川北紘一さんの特別展が、川崎で2日間だけ開催されていたみたいです。一昨日の話。
そんなぁ。こんな貴重な展示がたった2日間だなんて短すぎるよ。地元の人しか行けないじゃないか。
川北監督のゴジラが一番好き
僕は完全にVSシリーズ世代なので、ゴジラの特撮といえば川北監督のイメージ。
怪獣の圧倒的な重量感、火炎放射や光線のド派手な応酬、そして爆発の嵐。あの手に汗握る怪獣バトルは、世代の贔屓目抜きにしても、今でも最高だと胸を張って言える。
もっと川北監督のゴジラを観たかったなぁ……。亡くなったのはたしか、日本のゴジラ復活(後の『シン・ゴジラ』)が発表されたすぐ後くらいだったはず。『ファイナルウォーズ』以来、長く眠っていたゴジラが、ギャレゴジの成功で再び息を吹き返し始めた矢先だったので、当時は本当にショックだったのを覚えている。
今ではアカデミー賞まで受賞し、特撮ファン以外にもゴジラが盛り上がっているなんて、こんな未来を川北監督は想像していただろうか。今のゴジラの破竹の勢いについて、監督のコメントを聞けないのが本当に残念だ。
VS世代として僕の愛読書
川北監督の自伝『特撮魂』。あの時代の特撮現場について詳しく記されている一冊です。
「お客さんに面白い作品を届けたい」という監督の執念ともいえる作品づくりの過程が描かれていてます。本当に納品の瞬間まで手直しを続けていたようで、読むたびに胸が熱くなる。
……と同時に、現場のスタッフがめちゃくちゃ大変だったことも容易に想像できる内容になっています(笑)。監督は根っからのクリエイターだったんだなと改めて思います。
余談:俳優・石垣佑磨が「ぎわちん。」みたいになってた
ちなみに余談ですが、この川北監督の特別展を知ったのは、俳優・石垣佑磨さんの公式YouTube(笑)。
ここ最近、まるで「ぎわちん。」か!ってくらい、すっかりゴジラコンテンツ一色になっている。
しかも、フィギュアのレビューとか結構ちゃんとしてるんだよね。ホビーショーにも足を運んでおり、下手すると専業レビュワーより詳細な情報を届けてくれるから助かってます(笑)
最初に見たときは驚きましたがね……。「ごくせん」時代からこんな姿、誰が想像できただろうか。