ガシャポン HGシリーズの2025年秋の新作。
「モスラ対ゴジラ編」より、「モスラ幼虫(1964) + ミニラ(1968) 」のレビューです。あ、それと差し替え用ゴジラの尻尾もw
HGシリーズ モスラ対ゴジラ編 / モスラ幼虫(1964) + ミニラ(1968)

| 商品名 | モスラ対ゴジラ編 / モスラ幼虫(1964) + ミニラ(1968) |
| サイズ | モスラ幼虫(1964):全長約7cm ミニラ(1968) :全高約5.5cm |
| 価格 | 1回500円 |
| 発売時期 | 2025年9月 |
| 主な登場作品 | モスラ幼虫(1964) :『モスラ対ゴジラ』(1964年映画) ミニラ(1968) :『怪獣総進撃』(1968年映画) |
バンダイのガシャポンHGシリーズの新作。「モスラ対ゴジラ編」より「モスラ幼虫(1964) + ミニラ(1968) 」です。
2体が同じカプセルに同梱されています。
その他、同シリーズのゴジラ(1964)をモスラ噛みつきポーズに変更できる、差し替え用の尻尾が付属します。

モスラ幼虫(1964) + ミニラ(1968) + 差し替え用尻尾
今回のHGのラインナップ

今回のHGシリーズ「モスラ対ゴジラ編」のラインナップのおさらいです。
- 映画『大怪獣バラン』より「バラン」
- 映画『モスラ対ゴジラ』より「ゴジラ」「モスラ幼虫」
- 映画『怪獣総進撃』より「ミニラ」
- 映画『ゴジラ-1.0』より「呉璽羅」
あれ?成虫モスラは……?『モスラ対ゴジラ編』なのに。
前作のHGシリーズ「ゴジラVSモスラ編」と連続するからでしょうか?
平成モスラと昭和モスラは全く違う個体なんだから、別に続いても良いと思うけどなー。むしろ造形が比較できてその方が面白いと思うのですが。
『モスラ対ゴジラ編』ですが、実質「怪獣総進撃編 Vol.1.5」になっています。
そっちが揃うのもうれしいけど、それはそれで別シリーズとしてやって欲しかったですね。

※2025年9月26日時点
全身のプロポーション

さて、2体の全身のプロポーションはこちら。
一応、ラインナップ的には別作品の怪獣同士のはずですが、この2体がセットになると、やはりどう考えても『怪獣総進撃』ですw
モスラ幼虫(1964)
「モスラ幼虫(1964)」の全身をぐるっと一周。







ミニラ(1968)
続いて「ミニラ(1968)」のプロポーションがこちら。









モスラ幼虫(1964)の各部ディティール





モスラ幼虫の各部ディティール。
モスラは昭和から平成にかけて何度もリデザインされてきましたが、全体のフォルムや配色は基本を踏襲しつつも、顔つきや全身のバランスには時代ごとの個性が感じられます。
このHGも、顔をぱっと見てすぐ「昭和版だ」とわかるのがいいですね。
ミニラ(1968)の各部ディティール





ゴジラとは背びれの数も配列も大きく異なる

続いてミニラのディテール。
ゴジラの息子という設定ながら、造形はかなり人間的。昭和ゴジラが徐々にコミカルな“キャラクター路線”へと移行していた時期に生まれた存在だけあって、その当時の雰囲気が造形にもよく表れています。
それにしても顔以外にミニラの全身をこうしてじっくり眺めたのは初めてかも。姿勢からしてもはや人間ですw
余談:リトルってちゃんとゴジラっぽかったんだな

僕は平成VSシリーズ世代なので、ゴジラと同じ種族でありながら人間的な造形といえば、真っ先に「リトル」を思い浮かべます。
が、今回こうして、ミニラの全身をまじまじと観察すると、なんだかんだ言って、リトルの造形ってちゃんと進化の先にゴジラを見据えているなと実感しました。
当時はあの丸顔を見て、「これじゃもう人間じゃん」と思っていたけど、ミニラはその比ではないw
顔はもちろん、姿勢も完全に直立していて、ここからゴジラに進化する姿がまったく想像できません。
今回改めてわかったけど、背びれの配列も個数もだいぶ違うのね。


ミニラはだいぶ自由な配列です
差し替え用のゴジラ尻尾パーツ

閑話休題。
さて、今作の最大の目玉がこちら。
モスラ幼虫(1964)には専用パーツ(尻尾)が同梱されており、ゴジラ(1964)の尻尾と差し替えると、映画劇中の「噛みつきシーン」を再現できます。


ということで、モスラの口のパーツを差し替えます。
程よい装着感で、簡単に外れるのに緩すぎない絶妙なフィット感です。


装着した状態がこちら。
交換パーツが「噛みつく尻尾の先端」ではなく、「尻尾」ごと差し替えるという仕様は、姿勢保持や安定性の面でも非常に理にかなっています。
この構造なら、飾っていてもポロリと外れる心配はほとんど無さそうです。
ゴジラ(1964)の尻尾をチェンジ

ゴジラ(1964)の尻尾を関節部から外し、モスラを装着した尻尾と差し替えます。

ゴジラ本体に装着した状態がこちら。
HGながら全高約11cmほどにスケールアップ!飾っていてもかなりの迫力です。そして、持つとずっしり重いw HGとは思えない。


振り払おうと必死に尻尾を上下させるゴジラと、離れまいと食らいつくモスラ幼虫。劇中のあの躍動感が再現できます。
今回の合体の試みは、かなり面白いと思いました。今後も何かしらこういうギミックが用意されると嬉しいですね。

なお、このギミックに関する感想は、ゴジラ(1964)のレビュー内でも触れているので、ぜひそちらもご覧ください。
まとめ

以上、「モスラ対ゴジラ編」より、モスラ幼虫(1964)とミニラ(1968)のレビューでした。
モスラ幼虫の尻尾差し替えギミックは、HGシリーズとしては非常にユニークで、劇中再現性の面白さを楽しめました。今後もこういったギミックがあると嬉しいです。
ミニラも人間味のある造形が再現されており、昭和ゴジラシリーズ後半のキャラクター性を感じられる仕上がりです。
HGシリーズの造形力と遊び心が実感できる内容でした。














