【HGシリーズ】怪獣総進撃編 ゴジラ(1968) レビュー
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ガシャポンHGシリーズの新作が、とんでもないクオリティで登場しました!!
今回は、発売されたばかりのHGシリーズ「ゴジラ 怪獣総進撃編」より、「ゴジラ(1968)」をレビューします!
HGシリーズ ゴジラ ~怪獣総進撃編~ / ゴジラ(1968)
名称 | ゴジラ ~怪獣総進撃編~ / ゴジラ(1968) |
高さ | 約8cm |
素材 | PVC |
価格 | 1回500円 |
発売時期 | 2024年11月 |
発売元 | バンダイ |
主な登場作品 | 怪獣総進撃(1968年映画) |
バンダイのガシャポンHGシリーズの新作。「ゴジラ ~怪獣総進撃編~」の「ゴジラ(1968)」です。ゴジラ70周年、そしてHGシリーズ30周年記念のアイテムです。
ラインナップは、映画『怪獣総進撃』より「ゴジラ」「ラドン」「バラゴン」「ゴロザウルス」の4体。ゴジラファン、いや東宝怪獣ファンがニンマリする、渋い選択です。良いチョイス👍️
フィギュア全体のレビュー
ここからはフィギュアのレビュー。
まず、最初に一言。すごすぎる。
ゴジラファンの間で「すごい出来だ」と話題になっていたのですが、実際に手に取って驚愕しました。ファンとして心から手を叩いて絶賛したいクオリティです。
これがガシャポンの500円フィギュア? 激造シリーズの新作だと言われても信じるぞコレ。後ほど比較写真もご紹介しますが、本当にまったく引けを取らない完成度です。
歴代HGゴジラと
歴代HGシリーズの一部ゴジラと比較。
デフォルメされた愛嬌ある造形から、時代と共にどんどんリアルなゴジラへと進化しているのがわかります。今回のゴジラは「サイズ」「造形」「塗装」のすべてにおいて、シリーズ内でも相当高いクオリティを誇っていると感じます。
フィギュア全身
全身のレビュー。時代の流れで「恐怖の怪獣」から徐々に地球を守る「正義の味方」へと転じた昭和ゴジラ。このフィギュアでも、生物的な怖さより人間味が増した凛々しい顔つきと、力強いファイティングポーズがよく再現されています。
フィギュアの全高は約8cm。通常のHGシリーズのゴジラよりも大きいです。数年前に「サイズが大きい」と話題になったHGXシリーズのバーニングゴジラが約8.5cm程度と聞いているので、それに近いサイズ感です。
HGシリーズ以外、他メーカーの同サイズフィギュアとしてはアートスピリッツの激造シリーズとも同程度のサイズ感。コレクションしやすい、ちょうど良い大きさです。
各部ディティール・塗装について
顔面のアップ。
ミニフィギュアの鬼門ともいえる目の造形も、劇中イメージに忠実で非常に良い仕上がりです。黒目がはみ出したり、ずれたりしている箇所も見当たりません。
さらに、塗り分けも非常に丁寧。目、口内、牙、爪まで細かく塗り分けられており、塗装の精度が高いです。爪の裏側には塗りが省略されていますが、手のポーズ的にほぼ見えない位置なので気になりません。
僕は、ゴジラフィギュアの完成度は、顔面の造形と背びれの塗装にかかっていると感じます。
その点、この背びれの塗り分けは非常に丁寧で、ちゃんとグラデーション処理が施され、体表の黒色から銀色へと自然に移り変わっています。この仕上がりは本当に素晴らしい。
背びれの塗装が雑なフィギュアたど、境界線がくっきり分かれてしまい、いわゆる「海苔弁」状態になりがち。そういったゴジラフィギュアの評価は値段とのバランスで考えますが、500円でこれだけのクオリティを見せられた後では、評価の基準が変わってしまいそうです。
高価格帯フィギュアと比較。まるで引けを取らない
S.H.MonsterArts ゴジラ(1972)と比較
同じゴジラスーツつながりで、「S.H.MonsterArts ゴジラ(1972)」と比較。
デフォルメで省略されたり簡略化されたディティールもほとんどなく、まるでそのままスモールライトで縮小したかのような精巧さ。モンスターアーツと並べても、堂々たる立ち姿がしっかり映えています。
ちなみに今回のゴジラ(1968)は、『怪獣総進撃』『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』『ゴジラ対ヘドラ』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』と4作続けて同じゴジラのスーツが流用されました。昭和ゴジラで最も長く続いたゴジラの姿です。
激造シリーズと比較
サイズがかなり近い、アートスピリッツの「激造シリーズ」とも比較してみました。
皮膚の造形の細かさや、塗装の質感はさすがに「激造シリーズ」のほうが上だと感じますが、それ以外はほとんど遜色ないクオリティです。価格差が5倍以上あることを考えると、アートスピリッツさんもウカウカ安心していられない出来栄えですよ。
皮膚のテカリを抑えてもう少しマットな質感に仕上げれば、完全に「激造」と並ぶレベルになりそうです。HGシリーズ覚醒しすぎ。
まとめ
以上、HGシリーズ「ゴジラ ~怪獣総進撃編~」より「ゴジラ(1968)」のレビューでした。
今回のHGシリーズ新作はガシャポンフィギュアとは思えない素晴らしい完成度でした。サイズや造形、塗装の塗り分けは、500円とは思えないレベルで、ゴジラファンとしても納得の仕上がりです。歴代HGシリーズと比較しても、どんどんリアルな表現へと進化している点が印象的でした。今後のシリーズ展開も大いに期待しています!
余談:黒じゃなくて緑色のカプセルがゴジラだった
ところで余談ですが、ガチャを回す前、勝手な推測でカプセルの色から「黒」がゴジラだと思っていました。最初に出てきたのは緑色のカプセルで、運悪くカプセルの中身の梱包状態が確認しづらかったため、中身がゴジラだと気づかず、悲壮感を抱えながら何度も何度も「ゴジラが当たらない。。当たらない。。」と回し続けていました。
実はその緑色のカプセルがゴジラだったようで、3回目でようやく中身がうっすら見えて気が付きました。「ゴジラが当たらない」と泣きながら回していましたが、実はゴジラしか当たっていませんでした(苦笑)。
皆さんもゴジラを狙う際には、カプセルの色に惑わされないようご注意を…(※同じ色のカプセルで中身が決まっているかは不明ですが、参考までに)