祝!再販記念!
今回は、2019年に発売され、今月再販された「ゴジラ HG D+ ゴジラ02」から、ビオランテ(花獣形態) をレビューします!
HG D+ ゴジラ02 ビオランテ(花獣形態)

名称 | HG D+ ゴジラ02 ビオランテ(花獣形態) |
高さ | 本体:約7cm / 台座含:約9cm程度 |
素材 | ジオラマ、フィギュア、エフェクト:PVC |
価格 | 1回500円 |
発売元 | バンダイ |
主な登場作品 | ゴジラ VS ビオランテ(1989年映画) |
ゴジラ HG D+シリーズの「ビオランテ(花獣形態)」をご紹介。
このフィギュアはHG D+シリーズ第2弾としてラインナップされたもので、2019年に発売されました。この個体はその時に当たったもの。
んで、最近、終売して久しいはずのHG D+シリーズのレビュー記事へのアクセスが、妙に伸びていたので「何かあったのか?」と調べたところ……なんと今週(3月第5週)、このゴジラ02シリーズが再販されていました。これはめでたい!
ということで、今回は再販を記念して、僕のHGコレクションの中からビオランテ(花獣形態)を紹介レビューします。
ビオランテ全身のプロポーション

ここからはフィギュア全身のレビュー。
まず目を引くのは、芦ノ湖に不気味にそびえ立つ劇中のビオランテを彷彿とさせる造形。
当時、ビオランテが花獣形態で商品化されるのは珍しく、驚いたことを覚えています。今ではムービーモンスターシリーズにもなりましたが、それでもやっぱり植獣形態の方が商品化の機会は多いです。






ビオランテは植物怪獣らしく全身に蔦が絡み合う複雑な造形ですが、よく見ると葉や蔦の生え方、向き、大きさに個々の特徴があるのがわかります。
このHGビオランテは、そんな劇中のスーツの特徴をよく捉えており、パーツの比率は劇中のイメージにしっかりと近い仕上がりになっています。
各部ディティール




各部ディティールと塗装。
ビオランテは植物の怪獣という特性上、体表のディテールがはっきりしづらいデザインですが、このフィギュアでは凹凸の造形や塗装の陰影を巧みに活かし、蔦が複雑に絡み合う様子をうまくデフォルメして再現しています。
唯一惜しい点は、あの「触手」が無いこと
ただ、一つ惜しいのは、ビオランテ最大の特徴ともいえる 「触手」 は再現されていないこと。
ビオランテといえば、あの不気味に鳴きながら襲いかかる大量の触手!その恐ろしさを再現してくれたら、さらに完璧だったのですが。せめて両腕に2本くらいは付けてほしかったです。
台座とセットでディスプレイ

HG D+シリーズ特徴である台座とセットでディスプレイ。
ビオランテの台座は、劇中の芦ノ湖をイメージしたと思われる透明感のあるクリア仕様になっています。水面の表現が美しく、フィギュア本体との相性も抜群です。








HG D+シリーズでは通常、ミニジオラマが付属しますが、このビオランテの台座にはジオラマパーツが含まれていません。
個人的な意見ですが、この台座のジオラマとして「芦ノ湖から姿を見せる触手」を再現してほしかったですね。ビオランテといえば、やはり不気味にうごめく触手が印象的なので、一番ピッタリなジオラマだったと思います。
台座には同シリーズの「ゴジラ(1989)」もセット可能!
ジオラマが付属しない理由なのかは不明ですが、このビオランテの台座には特別な仕様があり、同シリーズの「ゴジラ(1989)」がセット可能になっています。
ゴジラ(1989)の下半身パーツを取り外すことで、水面から上半身だけをのぞかせる劇中のシーンを再現できるのです。


この「水面から姿を現すゴジラ」は映画ではおなじみのシーンですが、フィギュアとしては意外とレアな造形。この仕様を活かせば、より臨場感のあるディスプレイが楽しめます。
(……このタイプのゴジラフィギュア、もっと商品化してほしい!)


まとめ

以上、「ゴジラ HG D+ ゴジラ02」から、「ビオランテ(花獣形態)」のレビューでした。
ここ最近のゴジラ HG D+シリーズの再販の流れは喜ばしいですね。このシリーズはサイズに対して造形の細かさがとても気に入っていたので、今後の続報にも期待してしまいます。
また、再販のおかげで、発売当時に手に入れられなかったフィギュアに再チャレンジできるのも嬉しいポイント。実際、再販を聞きつけた僕も早速引いてきて、当時当たらなかった「ゴジラ(1989)」を6年越しにGET出来ました!しかもまさかのラストワン。
HG D+シリーズは造形クオリティが高く、リアルな作りが魅力なので、再販は嬉しい限りです。この調子でシリーズ全作を再販した後、新作も発表されたりしないかな……?期待しています。