ガンダム新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』の第2話「白いガンダム」の感想です。
前回の予告通り、今回は劇場先行版に収録されていた「ビギニング」の1年戦争パートが描かれました。
ようやく、劇場で我々が体験した“冒頭5秒の衝撃”を、テレビ初見組とも共有できましたね。
TV版ではあのお馴染みのナレーションがカットされているため、厳密には完全な再現とは言えないんですが、それでもファーストを知っている人なら、劇場で感じたあの衝撃と戸惑いは十分伝わったと思います。
以前の記事で僕が「銀魂的パロディかと思った」と言っていた意味、きっとわかってもらえるはず(笑)。
だってさあ、もう笑うしかないですよ。
ジーンの役回りを、まさかのシャアが担当してサイド7でドンパチを始めたかと思えば、ガンダムを見つけた瞬間に全力ダッシュで搭乗。そして原作の展開に対する皮肉たっぷりのセリフを連発したあげく、同じ構図、BGMでMS同士の戦闘がスタート。最後はホワイトベースごと奪って脱出!
その後も、ガンダムを赤く塗って事実上の“キャスバル専用ガンダム”にしちゃったどころか、なんとサイコミュからビットまで搭載。その一方でシャア以外にも次々と登場するジオンの馴染の面々。そして夢のビグ・ザム量産からのジオン勝利END。
いやもうメチャクチャだよこれ!(笑)
とにかく「パロディなのかガチなのか」と延々頭を抱えながら劇場で観ていたあのときの感覚が蘇りました。少なくともソロモンあたりまでは、マジで悩んでたんだよ。
テレビ版は終盤の展開が大幅カット
そんな感じで当時の気持ちを思い出しながらTV版を楽しんでいたのですが、後半になるにつれて、だんだんと雲行きが怪しく。
急に展開が急ぎ足になり、なんと劇場先行版でちゃんと描写されていたソロモン戦以降の展開が、大胆にカット!
特に、今後のストーリー展開に直結しそうな「ゼクノバによるシャアの行方不明事件」。これが、シャリア・ブルによる回想ナレーションだけで淡々と処理されてしまいました。えぇ!?冒頭よりむしろそこが一番重要なんじゃないの!?
さすがにこのまま完全カットとは考えにくいので、今後どこか別のタイミングで挿入されるんじゃないかと予想しています。
そんなこんなで、劇場先行版の冒頭パートはこれで一区切り。来週からは、再びマチュたちの物語に戻りそうです。ただし、尺的に見ても、来週放送されるのはおそらく劇場先行版のBパートまででしょう。
完全な新作エピソードが観られるのは、このペースでいくと第4話からになりそうですね。待ち遠しいです。