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フィギュア、プラモデルの写真レビュー

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公開日:2025/07/13

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【東宝30cmシリーズ】ゴジラ(1995) ラストシーン(ゴジラ・ストア限定版) レビュー

東宝30cmシリーズ『ゴジラ(1995) ラストシーン』ゴジラ・ストア限定版を徹底レビュー。バーニングゴジラを30cmスケールで迫力再現!造形・塗装・サイズ感の魅力を詳しく紹介。VSシリーズ世代に刺さる決定版フィギュアです。

あの感動シーンがバーニングゴジラ仕様で登場!

今回レビューするのは『東宝30cmシリーズ ゴジラ(1995)ラストシーン』のゴジラ・ストア限定版です。

東宝30cmシリーズ ゴジラ(1995)ラストシーン ゴジラ・ストア限定版

東宝30cmシリーズ ゴジラ(1995) ラストシーン(ゴジラ・ストア限定版)の全身を撮影
商品名東宝30cmシリーズ 酒井ゆうじ造形コレクション
ゴジラ(1995) ラストシーン ゴジラ・ストア限定版
サイズ全高:約31cm、全長:約44cm
素材PVC
価格35,200円
発売時期2025年6月下旬
主な登場作品ゴジラVSデストロイア(1995年映画)

東宝30cmシリーズ ゴジラ(1995)ラストシーン』の原型は、2019年に酒井ゆうじ造型工房から「さよなら平成メモリアル作品」として発売されたガレージキット。

その原型をソフビ完成品として一般販売したのが、この東宝30cmシリーズ版『ゴジラ(1995)ラストシーン』です。

昨年末にYouTubeで「ゴジ活」のライブをだらだら観ていたら突然発表され、「これは!」と直感し、もう即予約した。それがついに6月末に届いた次第。

商品は通常仕様バーニング仕様の2種類(厳密には通常使用の少年リック限定版もあるので3種類)が用意され、一般流通、及び少年リック限定版は、『ゴジラVSデストロイア』の衝撃のあのラストシーンをまさに再現したもの。一方こちらゴジラ・ストア限定版は劇中のバーニングゴジラをイメージしたバージョンとなっています。

まあ正直言うと、このフィギュアの「バーニングゴジラ」が「ラストシーン」という商品名のままで良いのか考え出すと、ちょっと話がややこしくなる。スーツなどメタ的な要素も入ってくるので、あの感動のラストシーンそのものを手元に再現したいのならば、通常及び少年リック版の方が正しい選択とも言えます。

僕も若干その点は迷いましたが、最終的には納得の上でこのバーニングゴジラ版を選びました。

全身のプロポーション

ここからはフィギュア本体の全身レビューです。

まずは全身ショットから。

映画『ゴジラVSデストロイア』に登場するバーニングゴジラを、全高約30cmという迫力サイズで再現。雄叫びを上げるポージングも相まって、「デスゴジの大迫力」が伝わってきます。

ゴジ活を見ながら「これはデスゴジの決定版フィギュアのひとつになる!」と確信し、即予約したわけですが、あの直感は間違っていませんでした。

僕のゴジラコレクションに、またひとつ最高の1体が加わったと実感しています。サイズもポーズも造形も、すべてに大満足です。

同じ東宝30cmシリーズと並べても、この大きさ!

東宝30cmシリーズ『ゴジラ(1991) 網走激闘!』と『ゴジラ(1995) ラストシーン』を並べて正面から比較した写真
東宝30cmシリーズ『ゴジラ(1991) 網走激闘!』と並べて比較

比較として、同じく『東宝30cmシリーズ』の『ゴジラ(1991) 網走激闘!』と並べてみました。

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『ゴジラ(1991) 網走激闘!』もかなり迫力のあるフィギュアですが、それと並べても、今回の『ゴジラ(1995) ラストシーン』は、一回りとまでは言わずとも、ぱっと見で「明らかに大きい」と感じさせる存在感があります。

同じく『ゴジラ(1991) 網走激闘!』と『ゴジラ(1995) ラストシーン』を左側面の向きから比較した写真
同じ30cmシリーズでもここまで違う

同じ「30cmシリーズ」でも、こうして並べると体積の違いは一目瞭然。スケール表記だけでは伝わらない、立体物としての迫力の差にあらためて驚かされました。

東宝30cmシリーズ『ゴジラ(1995) ラストシーン』と一番くじ『ゴジラ(1991) 網走激闘』を並べて比較した写真
一番くじ版『網走激闘』とも比較

続いて、最近ホットな一番くじ版『ゴジラ(1991) 網走激闘』とも比較。一番くじA賞のゴジラは全高約23cmで、ゴジラフィギュアとしてはそこそこ大きい部類ですがこのサイズ差です。

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その他、定番のS.H.MonsterArtsのゴジラ(1995)とも比較したかったのですが、残念ながら実家に保管中で手元に無いため今回は並べられず。。いずれ帰省のタイミングなどでそっちもレビューしたいです。

モンアツに限らず、まだまだ実家には大量のゴジラグッズがあります。機会があれば、そちらも紹介したいですね。

ぐるりと全体チェック

フィギュア全身を360度からチェック。いや、本当にデカい。

ギドゴジこと『網走激闘』のゴジラが、だいぶスマートに見えてしまうほど。

とくにお腹まわりから脚部にかけての厚みが全然違います。まさにVSシリーズのラストを飾るに相応しい、最大級のゴジラといった風格です。

各部ディティール

ここからは各部ディティールのチェックです。

顔の造形

顔の造形がこちら。

目一杯に口を開けた、VSシリーズのゴジラらしい雄叫びポーズが迫力満点です。

このフィギュアはポージングそのものが非常にカッコいいので、顔面にもその躍動感がしっかり反映されています。上体を仰け反らせながら、咆哮するその姿、大開口の迫力がたまりません。

胴体

胴体はこちら。

バーニングゴジラ最大の特徴である、暴走状態による身体の発光表現が再現されています。上映当時の衝撃が蘇りますね。

ただ全体的に色味は落ち着いたトーンかなと思います。個人的には、もっとガンガンに明るく、派手に発光状態を再現しても良かったかなとも思います。

最初に宣材写真を見た時点ですぐに抱いた印象でしたが、実物が届いても印象はそのまま変わらずでした。やや控えめなバーニング表現だと思います。

背びれ

赤く変色した背びれ。

この背びれを見るたびに、劇中で背びれが溶けていくあの衝撃的なシーンがフラッシュバックします。あのインパクトは、いまだに忘れられません。

平成VSシリーズとともに育った自分にとって、『ゴジラVSデストロイア』は特別な作品。「本当にゴジラが終わるんだ……」と、映画館で観ながら胸を締めつけられた記憶は、今でもはっきりと心に残っています。

腕・爪

脚部

尻尾は劇中通り、通常の背びれ仕様

尻尾の背びれは、劇中通りの通常カラー仕様になっています。

バーニングゴジラのフィギュアによっては、背びれ全体が赤く彩色されたタイプもありますが、このフィギュアは劇中準拠。

これで“正しい仕様”なのですが、正直、全部赤い背びれのバージョンも、あれはあれで格好良いですよね。

劇中再現度にこだわる自分ですら、ちょっと心惹かれてしまいます。

まとめ

以上、『東宝30cmシリーズ ゴジラ(1995) ラストシーン』ゴジラ・ストア限定版のレビューでした。

全身のボリューム感、咆哮ポーズの躍動感、そして全体に宿るゴジラの最期の気迫。まさにバーニングゴジラフィギュアの決定版と評価しても差し支えない完成度ではないでしょうか。

平成VSシリーズと共に育った自分にとって、『ゴジラVSデストロイア』はやはり特別な一本。

そのラストシーン(バーニング仕様なので若干設定がややこしいが)を、この大スケールとクオリティで手元に迎えられたことは、ただのコレクションを超えた感慨があります。

まさにVSシリーズ世代の心に突き刺さる、渾身の一体でした。

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