T-4練習機の墜落事故の影響か、ブルーインパルスの展示飛行の中止が相次いでいます。
訓練飛行も停止しており、再開の目処は立っていません(※)。またT-4の墜落原因によっては、たとえ飛行が再開されたとしても、通常の6機編隊ではなく、当面は縮小された体制での飛行となる可能性も、あり得るのかなと思いました。
※6月12日 追記
6月13日に訓練再開の見通しだと報道がありました!
参照元:ブルーインパルスの訓練 13日にも再開へ 同型機の墜落事故を受け訓練中止(khb東日本放送) – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e872b30d86e60ceb6a5a46d49d9259afdd10dda
2019年の前例

直近の事例で思い出されるのは、2019年の4月に発生したT-4エンジンの不具合でしょうか。

あの時はT-4の部品交換が完了するまで訓練飛行は停止。その後、段階的に再開されたものの、8月の松島基地航空祭では6機は揃わず、異例の3機体制での展示飛行。その後、9月からようやく6機体制に戻ったという経緯があります。
そこで今回は、通常とは異なる体制で展示飛行が行われた、松島基地航空祭2019のブルーインパルスを当時撮影した写真で振り返り、実際の雰囲気を共有できればと思います。
3機(1番機・5番機・6番機)の展示飛行

Canon EOS 7D + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
以下、松島基地航空祭2019で撮影したブルーインパルスの展示飛行です。参加していたのは、1番機、5番機、6番機の3機。
通常とは異なる、3機編隊という縮小編成だと、以下のような雰囲気でした。
※掲載順は撮影順ではありません。


Canon EOS 7D + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD


Canon EOS 7D + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD


※松島基地航空祭2017にて






この年も「飛んでくれるだけありがたい」と思ったけど、こうして写真で振り返ると、やっぱりどこか少し寂しい構図が続きますね。


ただ、当日の会場は例年通りの空気感でした。
ナレーションも音楽も、“いつものあの感じ”。意外と現地では違和感を感じなかったんですよね。まあ、完全に個人的な感想ですが。




もともとソロの演目は通常通りです。







飛行機が少なくても、感動は変わらない。
以上、今回は参考として、3機編隊という縮小編成下のブルーインパルスを振り返ってみました。
改めて感じたのは、例えブルーの数が足りなくても、感動は変わらないということ。繰り返しになりますが、当日の雰囲気はいつも通りだったし、同行した仲間も大変喜んでいました。
今年のブルーインパルスの動向は不透明な状況が続いていますが、たとえ縮小体制であっても、またあの感動に出会える日が来ることを、願っています。
