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公開日:2025/06/05

更新日:2025/06/12

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写真で振り返る3機体制のブルーインパルス

T-4の墜落事故以降、未だ展示飛行が中止中のブルーインパルス。原因次第では再開後も当面、縮小体制での飛行もあり得ると考え、似たような状況であった、2019年の3機体制時の展示飛行を写真で振り返ります。

T-4練習機の墜落事故の影響か、ブルーインパルスの展示飛行の中止が相次いでいます

訓練飛行も停止しており、再開の目処は立っていません(※)。またT-4の墜落原因によっては、たとえ飛行が再開されたとしても、通常の6機編隊ではなく、当面は縮小された体制での飛行となる可能性も、あり得るのかなと思いました。

※6月12日 追記

6月13日に訓練再開の見通しだと報道がありました!

参照元:ブルーインパルスの訓練 13日にも再開へ 同型機の墜落事故を受け訓練中止(khb東日本放送) – Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e872b30d86e60ceb6a5a46d49d9259afdd10dda

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2019年の前例

松島基地航空祭2019にて撮影

直近の事例で思い出されるのは、2019年の4月に発生したT-4エンジンの不具合でしょうか。

T-4 ブルーインパルス仕様

あの時はT-4の部品交換が完了するまで訓練飛行は停止。その後、段階的に再開されたものの、8月の松島基地航空祭では6機は揃わず、異例の3機体制での展示飛行。その後、9月からようやく6機体制に戻ったという経緯があります。

そこで今回は、通常とは異なる体制で展示飛行が行われた、松島基地航空祭2019のブルーインパルスを当時撮影した写真で振り返り、実際の雰囲気を共有できればと思います。

3機(1番機・5番機・6番機)の展示飛行

焦点距離:400mm / Tv:1/1000 / Av:F8 / ISO:250
Canon EOS 7D + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD

以下、松島基地航空祭2019で撮影したブルーインパルスの展示飛行です。参加していたのは、1番機、5番機、6番機の3機。

通常とは異なる、3機編隊という縮小編成だと、以下のような雰囲気でした。

※掲載順は撮影順ではありません。

松島基地航空祭2019
焦点距離:339mm / Tv:1/1000 / Av:F8 / ISO:160
Canon EOS 7D + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
焦点距離:339mm / Tv:1/1000 / Av:F8 / ISO:250
Canon EOS 7D + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
3機だけのファン・ブレイク
EF70-200mm F4L USMで撮影したブルーインパルスの写真。演目は「ファンブレイク」。午前の部で撮影。
参考:本来のファンブレイク
※松島基地航空祭2017にて
フォーシップインバーテッド

この年も「飛んでくれるだけありがたい」と思ったけど、こうして写真で振り返ると、やっぱりどこか少し寂しい構図が続きますね。

ただ、当日の会場は例年通りの空気感でした。

ナレーションも音楽も、“いつものあの感じ”。意外と現地では違和感を感じなかったんですよね。まあ、完全に個人的な感想ですが。

もともとソロの演目は通常通りです。

フォーポイントロール
タッククロス
コークスクリュー※離脱中

飛行機が少なくても、感動は変わらない。

以上、今回は参考として、3機編隊という縮小編成下のブルーインパルスを振り返ってみました。

改めて感じたのは、例えブルーの数が足りなくても、感動は変わらないということ。繰り返しになりますが、当日の雰囲気はいつも通りだったし、同行した仲間も大変喜んでいました。

今年のブルーインパルスの動向は不透明な状況が続いていますが、たとえ縮小体制であっても、またあの感動に出会える日が来ることを、願っています。

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