ライフログ

個人的な日記帳。一眼レフや日々の生活のこと

ライフログ

公開日:2025/01/26

当サイトのリンクには広告が含まれています。

【Arm版Windows】Surfaceを検討したけど、愛用アプリがピンポイントで動かない模様

Arm版Windows搭載のSurface Laptop(第7世代)を検討するも、愛用しているCanonのRAW現像ソフト「DPP4」が現時点では非対応と判明。その他、Adobeの「Illustrator」なども条件付き動作でした。エミュレーターの互換性や今後の対応の可能性について考察します。

よりにもよって、DPP4が……。Canonユーザーとしては頭が痛い

この度、急遽ノートパソコンを購入する必要があり、いろいろ検討した結果、最初はSurface Laptopが無難という結論に落ち着きました。

Surface Laptop 第7世代はArm版Windows

ところが昨年発売の第7世代Surfaceは「Snapdragon X」搭載した、いわゆる「Arm系Windows」であり、ソフト、アプリの互換性に問題が発生する模様。

接客してくれた販売員もその点を認識しているようで、一般的に使用ユーザーが多いと思われるアプリについて、現時点(2024/1/26)での動作確認表を丁寧に見せてくれました。ありがたい。

……が、よりによって使用頻度の高いCanonのDigital Photo Professional 4、通称DPP4思いっきり✕バツマークが付いていました。マジかよ。

補足

この記事は2025/1/26現在の情報です。今後、Arm版Windowsにも対応される可能性はあります。というかしてくれないと困る。

x86、x64アプリもエミュレーターでわりと動くと聞いていたが…

もともとArmはスマホなどで主に利用されてきたアーキテクチャ。この第7世代Surfaceに搭載された「スナドラ」シリーズは、Androidユーザーなら皆知っているはず。

一方で、PC向けのCPUはこれまでIntelかAMDの二択…だったけど、Appleが自社製品にArmを搭載するようになってから、徐々にWindows陣営でもその流れが始まろうとしている。インテル入ってない。

そうなると、従来のx86x64系アプリが動かないという問題が発生するわけ。ただしWindows側にエミュレーターが搭載されているらしく、ユーザー側では意識せずに、従来通りインストールして使えるアプリがほとんどらしい。

超有名アプリでも、意外と※マーク付きだったり

んで、「ほとんど動く」というのがミソで、店員さんに確認表を見せてもらったけど、意外と△や✕マークもチラホラあって、それが結構な有名アプリだったのが印象的。

例えばAdobe Illustratorは※マーク付き(条件あり)の確認だったし、Google日本語入力は✕だった。有名アプリでこの状態だから、星の数ほどあるフリーソフトの対応状況なんて全く不明。長年Windows使ってきた古参ユーザーは、「これがないと困る」という愛用のフリーソフトとか多そうだけど、結構動かないものも多いんじゃないかこれ?

ちなみに、この確認表が店舗独自のチェックなのか、MicrosoftまたはQualcommの公式情報なのかは不明です。

Canon DPP4 に思いっきり✕マークが

んで、最初の話に戻るわけ。

動作確認表をチェックしていたら、Canon Digital Photo Professional(DPP4)に思いっきり✕マークが付いていました😨 △でも※でもないよ。✕だよ。不可。

これはCanonユーザーとしては頭が痛い。撮った写真のRAW現像をどうするのか。Adobe Lightroomに乗り換えろということ?

普段、DPP4の動作が遅い遅いと文句を言っているけど、いざ「使えません」となると困る。ごめんねDPP4、謝るからなんとか対応して。

CanonのArm対応の動きが見えないのが怖い

今回の件でCanonの公式サイトを確認しましたが、DPP4については「対応予定」どころか「検討中」とすら書かれていない。どこかに情報ある?見つからないのだが。海外のフォーラムにも似たような疑問が書いてあった。

ただプリンタードライバーの方も大変な事になっているらしく、流石にそっちはユーザー数が桁違いなのか、ちゃんと言及があった。「動作しません」ってハッキリ書かれている😲 かわりにOS標準ドライバを使えと。

今後Arm版Windowsが普及したらどうなる

Canonとして今後Arm対応はどうしていくつもりなんだろう。

Arm版Windowsが本格的に普及するかどうか、様子見しているのかもしれないけど、このままだとマズイよね。

流石に完全放置するとは思えないけど、少なくとも、Arm版Surfaceの発売から半年経っても、未だ何も動きが見られないのは不気味。DPP4はこのまま放置されて次期バージョンから対応させるとか?

まとめ

とりあえず、今回の事の顛末は以上です。

自分が検討したSurface Laptop第7世代に限らず、Arm系CPUを搭載しているWindowsマシンなら同じ問題が発生します。

Arm版Windowsへの買い替えを検討していて、かつDPP4を愛用しているCanonユーザーの方は、購入前に店員に確認した方が良いです。

尚、この話は2025/1/26時点での出来事です。今後、Windows側のエミュレーターがアップデートされたり、Canon側で対応する可能性もあります。というか、してくれないといずれは困る。

このままArm版Windowsが普及すれば、互換性の問題はより顕著になるはず。今回はサブ機の検討だったので影響は小さかったものの、もしメインマシンの買い替えだったら、かなり焦っていたと思います。

上に戻る