ミリタリー

艦艇や航空機などの紹介。イベントレポート

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公開日:2024/11/02

更新日:2025/03/23

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【注意】航空祭の持ち込み禁止物は、基地ごとに異なる

航空祭の持ち込み禁止物は一律の制限では無く、各自衛隊基地で禁止物が異なります。入場トラブルを避けるため、基地ごとの規定や最新情報を事前に確認することが重要です。この記事では、当日持って行くであろう行楽アイテムのルールや注意点を解説します。

こんばんは、メモルカです。

今回は航空祭の持ち込み禁止物について解説したいと思います。

航空祭は多くの観客が集まる人気のイベントですが、観覧にはルールがあり、持ち込み禁止物の規定は事前に確認することが重要です。特に、禁止物の規定は開催される自衛隊基地ごとに異なるため、これを知らないとトラブルに発展することもあります。

行楽に便利な持ち物の規制は、意外とルールが異なる

まず、どの基地でも危険物、酒類、ドローンなどの持ち込みは禁止されていますが、これらは周知の通りなので問題は無いでしょう。当たり前の話なので、説明不要。誰でもわかりますよね。

一方、椅子レジャーシートなど行楽用アイテムについては、基地ごとにルールが異なります。

椅子の持ち込み

たとえば2024年の規定では、ブルーインパルスで有名な松島基地は、3辺の和が100cm以下の椅子であれば持ち込み可能ですが、埼玉県の入間基地では一律禁止です。

松島基地三沢基地入間基地築城基地
3辺の和が100cm以下なら可記載無し禁止指定場所なら可
※2024年版の一部基地の情報です。ルールは毎年調整されています

レジャーシート

その他、レジャーシートが松島基地や築城基地では指定場所で使用可能なのに対し、三沢基地や入間基地では全面禁止です。

松島基地三沢基地入間基地築城基地
指定場所なら可禁止禁止指定場所なら可
※2024年版の一部基地の情報です。ルールは毎年調整されています

カメラ、脚立について

航空祭用の望遠レンズを、フード付きでカメラに装着した写真。実際に現地で使用する場合の、全体の長さがイメージできる
レンズフードを「含む」という点も結構規制に引っかかりやすい

さらに、カメラ脚立についても規制が異なります。

特に一眼レフカメラのレンズに関するルールが、意外と細かく、別の基地の航空祭と同じ感覚でいると規制に引っかかる可能性があります。要注意です。

一眼レフカメラのレンズ

例えば松島基地では、カメラのレンズは最大伸長時40cm以下(レンズフード込み)ならOKで、カメラ本体のサイズは指定なし。

しかし、入間基地ではカメラ本体とレンズを合わせた長さが40cm以下でなければならず、基準も「最大伸長時」ではなく「縮めた状態」の長さが基準です。

このように、一見、40cmという似たようなルールであっても、詳細はまったく異なるため誤解しやすい点には注意が必要です。

松島基地三沢基地入間基地築城基地
最大伸長時40cm以下
(レンズフード込み)
カメラ本体サイズ指定無し
記載無しカメラ本体+レンズ40cm以下
(レンズフード含む)
※レンズは縮めた状態
記載無し
※2024年版の一部基地の情報です。ルールは毎年調整されています

脚立

またカメラ撮影時に便利な脚立に関しても、松島基地は3辺の和が100cm以下のミニ脚立であれば使用可能ですが、他の三沢、入間、築城基地では一律禁止となっています。

松島基地三沢基地入間基地築城基地
3辺の和が100cm以下なら可禁止禁止禁止
※2024年版の一部基地の情報です。ルールは毎年調整されています

三脚

ここまでの説明では松島基地は規制が比較的緩いように見えますが、一方で三脚や一脚などのカメラ固定機材は一切禁止です。しかし三沢基地は一脚はOKなど、基地ごとに細かくルールが異なります。

松島基地三沢基地入間基地築城基地
禁止禁止
※ただし一脚は可
禁止禁止
※2024年版の一部基地の情報です。ルールは毎年調整されています

このように、航空祭経験者でも、同じ常識や経験が通用しないため、各基地のルールに合わせた準備が必要です。

トラブルを避けるために

航空祭の現地の様子の写真。松島基地航空祭2017にて撮影。

また、これらのルールは毎年調整されており、たとえばレンズのサイズ規制は比較的最近の導入です。持ち込める物のサイズに関しても、毎年同じサイズとは限りません。そのため、開催の告知が出たら、毎回公式HPやSNSで最新の情報を確認する必要があります

他の基地での経験をもとに撮影機材を持ち込むと、予想外の禁止規定により入場できないといったケースは可能性としてはあり得ます。

基地の検問所にロッカーや預かり所があるわけもないため、もし車ではなく、公共交通機関を利用して来場していた場合、どうしようもなくなり、完全に詰んでしまいます。そのため事前の確認が欠かせません。

まあ正直なところ、厳格に1cm単位でメジャーで図られるなどするわけではないので、そこまで過剰に心配する必要はありませんが、航空祭を安全かつ楽しく観覧するためにも、持ち物の確認と準備を怠らず、ルールを遵守することを心がけてください。

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